君はソレに気付かない。

君はソレに気付かない。18 ページ18

＜北side>





そして2人の歌詞を合わせる作業にかかった。





太輔の歌詞を見るのはこれが初めて。

いったいｱｲﾂはどんな風に書いたんだろ、

そんな好奇心しかなかった。

だから油断してたんだ。







Ｐ ｢どぉ?すげぇ恥ずかしくなるでしょ?(笑)｣


北 ｢は…い……///｣


藤 ｢ふふ、顔赤いよ?｣







ﾆﾔﾆﾔと笑う太輔を睨みつけた。

これを曲にしていいのか…?

そんな気持ちが溢れた。

だって…、







ﾍﾞｯﾄﾞの上での太輔を見てる気分になったから。







そう思うと相手は自動的に自分になる。

だから歌詞を読むだけで、

身体の体温がだんだん上がるのが分かる。







Ｐ ｢北山ｸﾝの歌詞に合うと思わない?｣


北 ｢そっすね、全く違う2人の男がﾊｯｷﾘ分かりますね。｣


Ｐ ｢そうなんだよ、やっぱ別々に書いて貰って良かったよ。｣







ﾌﾟﾛﾃﾞｭｰｻｰの言葉に平然を装ってるが、

内心はやられたって思ってる。

最後の最後に負けた気分になった。







だって、







今すぐお前に触りたいって俺思ってる。

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