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＜ミツside>
『お連れ致しました！』
『御苦労様、貴方達はさがってちょうだい。』
『で、でもチビの手当てが…』
『いいのよ、もぉ手遅れだから…』
手遅れ…
あぁ…おれ…死ぬんだ…
『チビ…、いえ、ミツ』
『かみ…さ…ま…ｺﾞﾎｯｺﾞﾎｯ』
『こんな姿になっちゃって…』
神様は椅子から立ち上がると俺の傍にきて、
立ち上がれない俺を抱き起こした。
そして腕の中に寄り掛からせてくれた。
『お…れ、しぬ、の…？』
『そうね、…怖い？』
『ううん…へ、き…』
『そぉ…』
神様が頭を撫でてくれて凄く暖かい…
だからかな、今凄く安心してる…
やっとゆっくり出来るかもって…
『ミツ…』
『…？』
『良い名前を貰ったわね』
『へへ…』
『ミツ、今の貴方の望みは何かしら？』
『…？』
『沢山頑張ったんだもん、ご褒美をあげなきゃね？』
神様は言った。
身体を、羽を元にしてあげようかと。
ただし、また卵からのやり直し。
それとも新しい命を欲しいかと。
ただし、悪魔として生きる事になると。
そして最後に太輔の守護天使に戻そうかと。
ただし、お互いにお互いの記憶を消して。
『貴方は確かに頑張ったは、でも罪もあるの。ﾎﾝﾄはね、悪いことじゃないのよ。ただね、種族が違うから…分かるかしら？』
『…(ｺｸﾝ)…』
『良い子ね』
神様が悪いことじゃないって言ってくれて、
凄く嬉しかった。
やっと、認めて貰えたから。
だから、だから……ﾎﾝﾄに太輔を好きになって良かった…
『おれ…ミツ、として…生きたい…』
この選択はどれに当てはまるか分からなかった。
でも、太輔の傍にいられないのは仕方がない…
だから、せめて、太輔がくれたものぐらい、
失わず大事にしたい…
『……でき、ない…？』
『そうね、そうすると貴方は悪魔になってしまうわ』
『……』
太輔の事は忘れたくない…
でも太輔を傷付けた悪魔にはなりたくない…
『なら…このまま、で…』
『死んでしまうわよ？』
『うん…それで、いい…』
『そぉ、分かったわ。』
『ねぇ…神様…』
神様に別のお願いをすると、
神様は微笑んで、また良い子ねって撫でてくれた。
ねぇ、太輔。
もし次生まれ変わったら、
俺はもう少し太輔の傍にいれるモノになりたいな。
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hiromai(プロフ) - ゆなさん» はじめまして。私もその曲知らないんで聞いてみよ〜っと。今回は最後までお読み頂きありがとうございました！ (2015年11月5日 13時) (
レス) id: 2bcbcdc6b0 (このIDを非表示/違反報告)
朱蝶(プロフ) - ゆなさん» ゆなｻﾝ初めまして、お逢い出来て嬉しいです(*^^*)泣かせてしまってすみませんね、その曲知らないので聞いてみようと思います(*^^*)これからも楽しんで頂けるように頑張ります(*^^*) (2015年10月31日 11時) (レス) id: 8f5c2f994c (このIDを非表示/違反報告)
ゆな - こんにちは！初コメです(^^)すごく泣いちゃいました！でもこの作品読ませてもらって、阿部真央さんの天使はいたんだって曲が頭に流れてきました笑これからも頑張ってください！ (2015年10月31日 10時) (レス) id: ebf2222458 (このIDを非表示/違反報告)
Mitsuna☆彡(プロフ) - hiromaiさん» ふふ、泣いてしまうくらいの作品が作れるなんて、素晴らしい事だと思います。これからの作品も、楽しみにしています!! (2015年10月3日 13時) (レス) id: a00e65c701 (このIDを非表示/違反報告)
Mitsuna☆彡(プロフ) - 朱蝶さん» 朱蝶さんの作品、いつも楽しく読ませて頂いています!! 本当、大号泣でした。 (2015年10月3日 13時) (レス) id: a00e65c701 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：朱蝶 * hiromai
x他1人 | 作成日時：2015年8月15日 7時
