０℃の短針と刻む夏。

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＜藤side>






えっと…話題話題、






藤 ｢そうだっ！チビ他にはなんかやりたい事とかある？｣


『やりたいこと？』


藤 ｢うん、ほら、折角俺が見えるようになったんだしさ、｣


『あっ！えっと、あれ！』


藤 ｢ん？｣


『ばぁーびゅーぐぅー？』


藤 ｢はい？｣









出ました、チビワールド(笑)

これはヒントを貰わないと分からないな(笑)









『ニクと野菜を棒に刺して食べるやつ！！』


藤 ｢あっ！ﾊﾞｰﾍﾞｷｭｰ？｣


『ﾊﾞｰﾍﾞｷｭｰ！！』


藤 ｢あはは、ﾊﾞｰﾍﾞｷｭｰか、今年もやるよ(笑)｣


『さっき言ってた！』


藤 ｢うん、健永も帰ってくるしね。覚えてる？｣


『当たり前だろ！こーゆー踊りやってる♪』








クネクネとフラダンスを踊って見せてくれた(笑)

ふふっ、お遊戯会みたい(笑)









藤 ｢あとは？｣


『えっとねぇ』









チビのやりたい事、食べたい物は沢山あった。

それはやっぱり所々チビワールドで、

俺はクイズに答えてるようで楽しかった。









藤 ｢沢山あるね(笑)｣


『うん！まだ沢山あるよ！スシグルグルしてるのとか！』


藤 ｢あぁ…回転寿司はチビには無理かな…？｣


『そっかぁ…』









回ってる皿からどんどん寿司消えたら困るだろうし、

カバーしきれる自信がないよ(笑)

でも出来る事はなるべくさせてあげよう。

守護天使って事はこれからもずっと一緒なんだろうし、

今度からは一緒に、楽しいも美味しいも、チビと一緒に。

もぉ寂しいなんて言わせないように。









藤 ｢チビ、俺に出来る事は何でもしてあげるね。｣


『んふふ、ありがとー♪』


藤 ｢あ、欲しいものとかってあるの？｣


『ほしーもの？』


藤 ｢でも洋服も時計も靴も別にいらないかぁ｣


『……』


藤 ｢天使ってお金かからなくていいね？あ、食費はかかるか？(笑)｣


『………』


藤 ｢チビ？｣


『んーっと………ｱﾙ…///』


藤 ｢あ、あるの？なに？｣


『でも…///』


藤 ｢ん？そんなに高い物じゃなければ遠慮しないで？｣


『あの…///』









急にﾓｼﾞﾓｼﾞと…。

なんだろう…？そんな恥ずかしい事？

あ、彼女が欲しいとかだったらどうしよ…

それはどうにも出来ないな…。

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