【スラムダンク】like a dream (ページ6)

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入部の知らせページ6

体育館で桜木くんと赤木先輩の対決が盛り上がった次の日、話題は桜木くんのことで持ちきりだった。

「ねぇ、桜木くんすごかったね。本当にバスケ部入るのかな？」

彩「どうかしらね。赤木先輩が入部を許可するかどうかってのもあるし」

「そうだよね。でもなんか、桜木くんすごいよ。あの赤木先輩とやり合っちゃうくらいのハート持ってるし、なんかやってくれそうな雰囲気あるよ」

彩「う～ん、あたしには常に問題起こして赤木先輩に怒られてる絵しか想像できないわ」

「・・・まぁ、たしかにね」

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しばらく経ったある朝、彩子がニヤニヤ顔で近づいて来た。

彩「えみおはよっ！とうとう桜木花道がバスケ部入ったわよ～」

「えっ？赤木先輩が許可したの？！良かったじゃん！」

聞くところによると、桜木くんはどうしてもバスケ部に入りたいがために、ボール磨きやらなんやらたくさん頑張ったようだ。

ふむふむ、と感心していると、彩子が耳もとで囁いた。

彩「そういえば流川も入ったわよ」

「！」

驚いた。
アイツはてっきりバスケが強い高校へ行ったと思ってたから。

どうして湘北？

でも、もう私には関係無い。
だって私、バスケ辞めたんだから。

バスケしか興味のないアイツから見たら、
もう接点なんて何にもないんだから。

「そっか。それはそうと彩、宿題の答え合わせしよ」

彩「・・・いいわよ。ノート取ってくる」

話を反らすことしかできなかった。
名前を聞いただけなのに、心の奥がキュッてなりそうになって、あわてて違うことを考えたんだ。

久々に聞いた名前だったから。それ以外の何でもない。