【スラムダンク】like a dream (ページ28)

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期待のルーキー2 ページ28

前半の勢いのまま、後半が始まった。

流川が、右サイド0度の位置からスリーポイントシュート決めて陵南との点差はわずか５点。

ついに田岡監督から笑顔が消えた。

審「ピー！！チャージドタイムアウト陵南！！」

田「何をしとるか！湘北相手になんてザマだ！やる気あるのかお前ら！！」

陵南チームがベンチに戻るや否や、しびれを切らした田岡監督が怒号をあげる。

仙「いや、でも湘北はそんな弱くないっすよ。センター赤木だけでベスト8くらいの力はあると思うけど・・・」

田「バカモン！！エースがそんなことでどうする！！」

横目で陵南のベンチを見やると、田岡監督が仙道に向かって叱責しているのが見えた。

田岡監督、厳しそう・・・

そう哀れんでいると、またまた陵南ベンチが騒がしくなっていた。

あっ、桜木くんがいる。
陵南の6番に胸ぐら掴まれてる。
なんか一触即発な雰囲気なんだけど・・・

田「おいやめろこら！！」

桜「うるせージジイ」

田「なに？！」

桜「湘北はゴリと流川だけじゃねーんだ。ざけんなよクソジジイ」

そーだよね、2人だけじゃないよ。

越「てめえ！なんて口の利き方だ！先生に向かって少しは礼儀をわきまえろ！」

仙「わっはっはっ！！うんうん」

あっ桜木くんの背後に赤木先輩がズンズン近づいてる。

赤「バカタレが！」

ゴン！と大きな鈍い音とともに桜木くんの体が崩れ落ちた。
その隙に、湘北メンバーが桜木くんを取り押さえてベンチに連れていった。

彩「まったく！アタマを冷やせ！」

そう言って、彩子は桜木くんの頭にコールドスプレーをシューっと吹きかけた。

桜「寒い！」

・・・桜木くんの出番はいつになるのかしら？