いざ出発! ページ20
『土曜日の練習試合に来なさいよ。色々と手伝ってもらうから。これ強制ね』
彩子のその一言で、今私は湘北メンバーと鎌倉行きの電車に乗っている。
彩「あー間に合ったぁ」
安「ホッホッ」
赤「おまえら!!気合ははいってるだろうな!!」
桜「オウヨ!!」
流「入りまくり」
木「おい、よせよ車内で大声で・・・」
「そうですよ赤木先輩!!マナーとして・・・」
赤「打倒陵南!!」
全「「「オウ!!」」」
木「おい、よせったら!!(汗)」
「よしなさいったら!!(汗)」
彩「あらあら、もうすでにバスケ部に馴染んでるわねえみ。木暮先輩と息ぴったりじゃない」
ニヤニヤしながら彩子が言う。
「別に馴染んでません!木暮先輩も常識人だっただけです!断じてバスケ部になんか入らな」
彩「あらあら、強がり言っちゃって〜。本当は入りたいくせにぃ〜」
またまたニヤニヤしながら言う彩子。
「ぐっ・・・」
図星だったから何も言い返せなかった。
彩子には最初から分かっていたんだろう。
私がバスケから離れていくわけないって。
でも、みんながいると変な意地張っちゃってなかなか素直になれなかったり。
・・・だって恥ずかしいもん。
1年の桜木くんの頭にハリセンしてる彩子の姿を離れたところでみながら、ふとそう思った。
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作者名:けい | 作成日時:2015年6月5日 5時