飯田君奮闘記 其の二 ページ32
「歩いたね〜」
私達は一息つく目的も兼ねて
昼食を取ろうと飲食店へ
「それにしても、なかなか決まらないな…
普段から(人1)君も、このように思考錯誤して
誕生日プレゼントを選んでいるのか？」
「そうだね…色々考えながら選ぶよ」
「いつも(人1)君には感心させられるな。
ブラボー！」
飯田君、声が大きいよ…
「みんな同じだよ。その人が大切であるほど
喜ぶ顔が見たくて時間をかけて考えるの」
家族とか友達とか…
それぞれに大切な気持ちがあるもの
「…(人1)君は、綺麗だな」
「き、キレイ？何が？」
じっと私を見つめながら
箸を止める飯田君は穏やかに笑う
「俺は(人1)君の、そういうところが好きだ」
すっ…！？
「げほっ！」
「大丈夫か(人1)君！？」
驚いて、飲んでいた水が気管を詰まらせた
「だ、大丈夫…けほっ」
落ち着きを取り戻した私は、
気を取り直して箸を持った
「はぁ…」
飯田君は恥ずかしげもなく人を褒める
嬉しいけど、
どう反応すればいいか困るよ…
まともに顔も見れん！
「本当に大丈夫か？(人1)君」
「うん」
飯田君を見て、また目をそらす
「さっきより顔が優れないが…」
あんたのせいだよォオ
「それで、さっきの話の続きだが…」
続くの！？
今度は詰まらせないように
何も口に含まず、飯田君の手を見る
顔は無理だ、直視できん！
「俺も、(人1)君のような人になりたい」
「私？」
「あぁ、兄さんも(人1)君も綺麗で
尊敬に値する人だ。だから、俺は憧れた」
あ、そっちね。そっちの綺麗ね
「私は、お兄さんとは違うよ。
足元にも及ばない」
「それは、(人1)君の見解だろう？」
ようやく飯田君の顔を見た時、
私は目を見開いた
「ヒーローは、自分じゃなく、
人が評価する。良くも悪くも、だ。
俺の兄も、皆から名声と信頼を得て
ここまで来た」
飯田君、
「僕は、(人1)君も
立派なヒーローだと思うぞ」
一人称が変わったことに気がついて
その優しい顔に目が離せなかった
「(人1)君が自分を卑下しても、
僕は君を尊敬する」
飯田君、気づいてる？
その言葉が、その表情が
貴方を表しているよ
「飯田君」
「うん？」
「飯田君も、すごく
……私には綺麗に見えるよ」
飯田君は瞬きすることを忘れたのか
私を見ながら固まった
そして、また優しい顔をする
「そうか」
笑い合っていると、
いきなり飯田君が立ち上がった
「そうだ！決めたぞ、兄さんへの
誕生日プレゼント！」
「…とりあえず座ろう、飯田君」
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博麗美音 - 大丈夫ですよ！これを機に知ってもらえばw (2017年10月24日 21時) (
レス) id: 04dfcacc58 (このIDを非表示/違反報告)
ユカ松♪(プロフ) - 無希さん» すいません！！ありがとうございます！！ (2017年10月9日 12時) (レス) id: 20d73420b9 (このIDを非表示/違反報告)
無希(プロフ) - ユカ松♪さん» ありがとうございます、Part2の方のお知らせでもお伝えした通り、今はリクの受付停止中でして申し訳ない！！ので、承りますが更新が遅れてしまいますのでご了承下さい (2017年10月8日 21時) (レス) id: 118de6b2c1 (このIDを非表示/違反報告)
無希(プロフ) - 博麗美音さん» すごく申し訳ないんですが…私が東方Projectについて全く知識不足でして…ごめんなさい！！土下座します…のでリクエストを受け付けられないのですが良いでしょうか…？本当にすいません (2017年10月8日 21時) (レス) id: 118de6b2c1 (このIDを非表示/違反報告)
ユカ松♪(プロフ) - リクエストです!○○しないと出られない部屋を相澤先生verとプレゼントマイクverでお願いします!お題はなんでもイイです (2017年9月26日 16時) (レス) id: dba329fb5b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：無希
| 作成日時：2017年5月27日 4時
