突然オンマになりました。 (ページ17)

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～MS side～

LH『みんなとってもやさしかったね』

MS『そうだね』

LH『ぼくのおんまもににたちのおんまみたいなやさしいひとがよかった。

でもあっぱがいるからもうへいきだよ』

MS『るぅ、、、ごめんな』

LH『あっぱはわるくないよ？

るぅがよわかったから、、、あっぱみたいにつよいおとこになる！』

MS『そっか、あっぱ応援してるよ。

でも無理はしちゃだめだからな？あっぱはいつでもるぅを守るから。』

LH『うん！』

るぅ、強くなったな。

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俺が付き合っていた人には子供がいた。

それがるはんだった。

るぅは物心つくまえから一緒にいた俺のことを父親だと思っている。

話すべきか迷ったがもしこの子がそのことを知るときがきたら全てを話すことにした。

彼女との婚約決めていていずれ父親になるのだからるぅは知らなくてもいいと思った。

いや、本音を言うと本当の親がいいと言われるのが怖かったからだ。

それでも俺はか弱い彼女と幼いるぅを一生守っていくことを誓った。

そんな時、彼女がるぅに手を挙げているところを見てしまった。

最近るぅはよく傷を作るようになっていて、何があったのか尋ねるたびに

LH『転んじゃったの、るぅあわてんぼだから』

そういって無邪気に笑うからあまり気に留めていなかった。

まさか、彼女がこの痛々しい傷の原因だったなんて。

女は言った、

『こいつが邪魔なのがいけないんでしょ？もういいわ。

ミンソク、あげる。私もうあんたみたいな誰にでも優しい男じゃなくて私だけを思ってくれる人

見つけたから。』

俺は何を見ていたのだろう。

この女の素顔より、るぅがモノのように扱われこんなにアザを作っていたのに気づいてやれなかっ
た。

きっとるぅは優しいから俺たちの関係が崩れると思い、黙っていたのだろう。

こんな小さい子にましてや心も体も傷ついてる中そんな配慮までさせて、俺、最低だな。

MS『るぅは俺が大切に育てる。

だから、二度と俺たちの前に現れるな。』

『やった！

今の彼氏子供大っ嫌いだからそいつほんとに要らなかったんだよね。

安心して。お前らのところに来る気なんてさらさらないから。』

るぅ、こんな思い二度とさせない。

本当にごめん。

絶対に守るから、るぅの父親でいさせてくれないか？