５話 ページ5
ベッキョンside
あれから、Aさんの様子がおかしくて、前よりも冷たくなってしまった。
きっと俺のせいだ。
だから、今日謝るために、プレゼントを渡そうと思う。
女の子の好みがわかんなくて、一生懸命探して、Aさんに一番似合うネックレスを見つけた。
これで少しでもいいから、機嫌を直してくれるといいな。
２時間後
Bk｢あ、Aさん!!｣
『ああ、ベッキョンさん。』
Bk｢こないだのことで怒ってるんだよね。｣
『なんのことですか。｣
Bk｢ほら、手を強くつかんじゃって。｣
『ああ、大丈夫ですけど、わたしもういかなくちゃ。｣
Bk｢あ、待って。これ!お詫びにと思って。｣
『え。』
Bk｢Aさんに似合いそうなネックレス。｣
『...てください。』
Bk｢え?｣
『やめてください。ベッキョンさん。』
Bk｢え..ごめんね。何か嫌だったかな？｣
『お願いですから、私にはもう関わらないでください。』
Bk｢...どうして?｣
『理由がないといけないんですか？｣
Bk｢いや...。｣
『私も仕事頑張りますから、ベッキョンさんも頑張ってください。』
Bk｢待っ...。｣
あんなに羨ましかったのに、何でこんなに悲しく感じるんだろう。
仕事頑張ってっていってくれたのに。
ポタッ
あ...俺、泣いてる？
あぁ...そんなに好きだったのか。俺。
きっとAさんに無理させちゃったな。
もっと早く気づけばよかった。
俺なんか好きじゃないんだって。
でも、どうして。
何で、何でAさんは泣いていたの。
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作成日時：2019年4月20日 11時
