透「……8話」 ページ10
透「美門先輩…ちょっと話聞いてもらっていい
ですか？」
美「はい、良いですよ」
透「………って事があって…どうすればいいと思
いますか…？」
美「滝城君の言う通り少し距離を置いてみては
どうです？」
透「やっぱ…そうですよね」
かくして、文化祭は幕を閉じた
それから数日後
奈「あっ…！のさ…透ちょっといい？」
透「…！？あぁ」
周りは文化祭でのやりとりを知っていて
「おっ！もしかして〜」「えぇ〜、透君奈江と
付き合うの〜、透く〜ん！｡°(°`ω´ °)°｡」
「でもさ、奈江ちゃんって透君の事嫌いじゃな
かったっけ？」「えっ！本当！じゃあ」「う
ん！」「「イェーイ」」
など言っていた
奈「その…ごめん、透の気持ちには応えられな
い…」
透「……いや、俺の方こそごめん…あんな人前で
……勢い任せに言っちゃって……
その、本当に駄目かな…謝ってなんだけど……」
奈「うん、悪いけど無理… それに透はやたら
と私の事貶してたよね…なのに好きとか言われ
てもっ…どっちが本当の透なのか…分かんないよ
…」
奈江は涙目状態になっており透を見上げている
(透169cm 奈江153cm)
透はそんな奈江を抱きしめ
透「何かごめん、両方共俺だよ…不安な思い
させちゃって…っ本当にごめんね…」
奈「……っ…なん…でっこんな時…だけ優しいの
よっ…！」
透「何か色々ごめん…っ」
奈「さて、いつまでも辛気臭いの私無理だか
ら！透もいつもどおり接してよね！」
奈江は透を両手で思いっきり押し背を向け
深呼吸し、そう言い放った
透「……あぁ、それにしてもお前小さいな」
奈「いや、いつもどおり接してって言ったけど
立ち直るの早いわ！」
それからいつもどうり『告白』されたのが
嘘みたいに日々を過ごす
堂「奈江ちゃ〜ん！遊びに来たよ〜！おーい！」
女1「ほら、奈江大好き先輩来たよ(笑)行ってあ
げなよ(笑)」
奈「えっ…まぁ仕方ないか」
女1「えっ、いつもは無視するのに！？まぁ行って
ら〜」
奈江は頷き堂本の元へ向かう
奈「堂本先輩、文化祭の時はありがとございまし
た」
堂「いやいや、俺は滝と奈江ちゃんの側に居ただ
けだよ？だからお礼は滝にするべきかな」
奈「いえ、側に居てくれただけでもその………嬉し
かった…ですからっ」
堂「そっか(透もこんな可愛い一面を見せる奈江
ちゃんだから好きなのかな)」
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