美「27話 奈江さんと透さんあれからどうしたんでしょうか？」 ページ29
いつの間に気を失っていた私は
なぜか身動きが出来なくて
改めて思う私って予想外(東野君関連)の事が
起こると気を失ってしまうみたいだ←←
そうじゃなくて！
奈「なにこれ…東野君どういう事？これ」
東野「さっきも言ったけど
俺好きな子が居るんだ〜
それはね奈江ちゃんだよ
だから奈江ちゃんに俺の気持ち知ってほしくて」
拘束されている私に馬乗りで近づいてくる東野君
そしてそっと耳元で
東野「奈江ちゃん、大好きだよ」
東野「怖い？大丈夫だよ
時期に気持ちよくなるから、ね」
ゆっくりと下へと手が進んで行き
なんだかふわふわとしてくる
東野「……っねぇ、奈江ちゃん気持ちいい…？
はぁ…っ！」
奈「……うんっ…！とっ……ても！……っはぁ…！」
ただただ一心不乱に目の前に居る東野君に
全身全霊で尽くす
それはまるで別人のように
東野「ねぇ…奈江ちゃん…起きてる？」
奈「なに…？」
肌を寄せ合う二人
奈江はどこか眠そうな表情
東野「奈江ちゃん好きだよ
ごめんねこんな強引な事しちゃって…
痛かったよね？」
奈「…だいじょうぶー！…」
そう言って寝てしまった
東野に抱きつく形で
それを微笑ましく思う東野
次の日
いつもどうりに教室へ入るとにこやかな東野君
東野「奈江ちゃんおはよう！」
奈「東野君おはよう〜」
何事もなくてまるで昨日の事は嘘みたい
奈(東野君は何も言ってこないのは
気を使ってなのかな？)
確かにいろんな意味で意識が朦朧としていて
はっきりと覚えている訳じゃないけど…
じゃあ一体昨日のは何だったんだ…？
奈江が悩んでいる様を見て喜ぶ東野君
奈「私…どうしたらいいのか分かんないよ…」
なんだか教室に居づらくて屋上に来た
奈江透、今から屋上来れる?
透わかった今から行く
透「どうしたんだ？」
奈「透…先に謝っておくね…ごめんなさい
私」
その時怒りが混み上がってきたと同時に自分の
情けなさを悔やんだ
奈「……私自分の気持ちが分かんなくなって
きちゃった…ごめん」
目を赤く張らして謝る彼女はいつもより小さく
見えて守りたくなる
ぎゅっ
透「もう泣くなよ…わかったから」
だからいつも以上にあいつに腹が立つ
奈「28話 はぁ…なんでこうなっちゃうかな…」→←堂「26話 俺の出番ないなー」
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