東「23話 俺の出番減ってない？」 ページ25
東野「なんだよそれ…奈江ちゃん
そんな風に言うなんて透くんの事が
好きだって言ってるようにしか
聞こえないんだけど…」
壁に身を潜め小さな声で呟いた
奈「あれ？東野君どうしたの壁にもたれて」
心配そうに覗き込むような感じて話しかけて
きた奈江ちゃんに俺は
ギュッ
東野「神条君じゃなくて俺を好きになってよ…」
囁くような声にビクっとする奈江ちゃんが
可愛らしくて苛めたくなる
東野「俺奈江ちゃんの事ずっと見てたんだよ…？
神条君の事…元々嫌いって言ってたよね
どうしたの何があったの？
まさか弱味でも握られた？脅されてるの？
可哀想な奈江ちゃん…俺がずっと守ってあげるね」
思考が追い付かなかったのか気絶してしまった
奈江ちゃんをお姫様抱っこし保険室へ
向かう事にした
保健室
東野「失礼しまーす
なんだやっぱり誰も居ないのか」
そっと奈江をベットへ
東野「奈江ちゃん驚いてたなぁ
はぁちょっとやりずきた…」
寝ている奈江を見ながら呟いた
東野(奈江ちゃんどう思ったかな…引いた？
それとも拒絶？いや…考えたくない)
奈「んー？……あれどうしてここに
居るんだっけ？」
東野「奈江ちゃんごめんね驚かして」
奈「え何が？あんまり覚えてないんだ〜(笑)」
東野「ううんやっぱりなんでもないよ
そろそろ教室戻ろ？」
奈「うん…」
女1「お帰り〜ごめん奈江来ないから
先食べちゃった」
奈「そっか、ちょっと具合悪くて
保健室で休んでた(笑)」
女1「それ大丈夫なの？早退する？私から先生
に言っておこうか？」
奈「ううん、大丈夫大分楽になったから
いただきます」
女1「そう？」
女1(東野と一緒に教室来たけど何があったの？
ちょっと東野に聞いてみようかな…)
奈「ごちそうさまでした」
女１「私ちょっとトイレ行ってくるね」
奈「うん、分かった〜」
東野「やっぱり来ると思ったよ」
女1「ちょっと場所を変えない？」
ラウンジ
女1「ねぇあんた奈江になにしたの？」
東野「奈江ちゃんに告白しただけなんだけど」
女1「あんた知ってる？奈江はね阪条先輩の事で
傷ついてるの気にしてない風に装ってる
だけなんだから」
東野「それがなんだって言うの？
俺なら奈江ちゃんを悲しませる事なんて
しないし、嫌がるような事もしない
奈江ちゃんだけを好きでいる自信だってあるよ」
阪「24話 奈江ちゃんごめんね」→←透「22話 堂本先輩キモいな…」
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