透「22話 堂本先輩キモいな…」 ページ24
奈「それに東野君なんか怖いよ」
東野「怖がらせちゃってごめんね奈江ちゃん
堂本先輩が奈江ちゃんの近くに居るのは
俺的に目障りなんで関わんないでくれませんか」
そこには明らかに火花が飛んでいた男達による
恋敵への宣戦布告
それに対してハテナを浮かべた奈江が立て居る
それから東野の宣戦布告に反抗するみたいに
奈江の教室へ来るようになった
それはしつこいほどに
堂「だから俺は君を好きになったんだ
自分勝手でごめん」
奈「いえ、確かに１年の時からしつこく
話しかけてきてうざいなって
思ってましたけど」←←
ズバッと本音を言われ顔が青ざめていく堂本
奈「そうだったんですね…ありがとうございます
でもごめんなさい私は堂本先輩の気持ちに
お応えする事が出来ません」
堂「そっか…他に好きな人が居るとか？」
奈「……好きかどうなのか、まだ分かんないです
でも一緒に居て楽しいとは思います」
そう言った彼女はいつになく生き生きとしていて
その相手に少し妬けた
奈「じゃあそろそろ授業始まっちゃうので
失礼しますね」
堂「そうだね」
お互いの教室へと向かう
堂(奈江ちゃんは強いな…
でも俺だって諦められないんだ奈江ちゃんが
好きだから)
山「ここの問題はこの公式を使えばこの通りに」
山吹先生が公式を黒板に書き問題を解いて見せる
そんな光景をボーと見ている東野
さっき堂本先輩と奈江ちゃんが一緒に屋上の方へ
向かっていくのが見えて追いかけようとした
が坂下に呼び止められてしまたせいで
聞けなかったのだ
東野「」
すごい剣幕で山吹先生を見ていると
山「授業が終わる時間になったな
じゃあ号令係号令を」
タイミングよく授業が終わる
今だとばかりに立ち上がり奈江の元へ向かう
東野「奈江ちゃ((奈「ごめん東野君また後でね」
行ってしまった
二年四組
奈「透！ちょっといいかな…？」
透「え？どうかした」
人気のない場所へ移動してみる
物陰でこっそりみる東野
奈「私今まで透の事真剣に考えてなかったけど
これから真剣に考えてみるからもう少しだけ
時間が欲しいんだ
いいかな？」
透「…いや、悪くはないそれで良い返答なら
なおさら待つに越したことはないから待ってる
納得いく答えが出たら聞かせて？」
奈「！…うん！分かった」
A
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