阪「17話」 ページ19
堂「はぁ」
あれから奈江ちゃんを見かけてない
いや会いに行ってない
奈江ちゃんが俺の想いに気づいてたらとか
阪条じゃなくて俺の事を見ててほしいとか
俺が奈江ちゃんの心の支えになれれば何か
変わったりしないかなとか
色々な考えが出ては無理だって諦めてでも希望
は捨てられなくてそれの繰り返し
？「堂本、どうかしたのか？」
堂「滝…俺どうすればいいのかな」
滝「ここじゃ話しづらいだろうから場所を
換えよう」
教室を出て人気のない屋上近くの階段に移動し
堂「滝やっぱり俺何にもないよ
心配させてごめん」
滝「本当になんでもないの？
だったらなんでこっち見てくんないの？」
堂本の表情がコロコロ変わる
堂「流石だよ滝…でも俺めんどくさい奴だよ
最後まで聞いてくれる？」
滝「お前がめんどくさい事なんて入学当初から
知ってんだよ今さら遠慮なんてすんなよ
いつもうざいぐらいの態度じゃなきゃ俺が困る」
堂「そっか、ありがとう滝」
そこからあの日あった出来事から話し始めた
生徒会室で奈江ちゃんが阪条に告白している場面
を俺はいつの間にか走っていて向かった先は
屋上
俺はしゃがんでどうにかさっきの出来事を整理
しようとしたでもどうにも腑に落ちなくて
堂「滝、俺どうしよう
奈江ちゃんの顔見るの怖い」
滝「うーん…お前がそこまで考える必要ないん
じゃないか？だからお前はお前らしく今まで
どうりでいいと思う」
堂「滝…話聞いてくれてありがとう
俺頑張ってみるよ！」
滝「やっぱりお前はそうやって笑ってるほうが
似合うよ」
堂「滝…なんだよその女子がときめきそうな
言葉は！
俺をときめかしても意味無いだろ！？」←
滝「はぁ？なに言ってんの……キモい」←
堂「キモい！？俺は可愛いって
いう感じの顔だろうが！」←
滝「いや、顔の事は言ってないんだが…お前の事
を可愛いと思ったことないぞ！」
両者見つめあって…目と目があうーしゅんか((
……笑い出した
それから教室へと帰って逝きました←←
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