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和さんが着替えている間に、手早くハンバーグを焼こうとしたけれど
あっちの方が事が終わるのが早くて
・
私がキッチンで色々しているのを
和さんはカウンターに肘をついてみていた。
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「手伝おうとか、思わないんですか？」
「思いませんね」
「最低かよ(笑)」
「最低だよ(笑)」
・
他愛もない話に花を咲かせて
くだらないことに笑い合って
やっとテーブルに向かいあわせについて、手を合わせた。
・
「一緒に夕飯食べるのいつぶりだろうね？」
「…一ヶ月くらいなかった気が…」
「申し訳ないわ」
「いいえ」
・
そんなに入るの？って量のご飯を口に含んで
美味しそうな顔をしてくれた。
・
もう、若い子に靡こうが
このままの関係で、進みも戻りもしないのでもいいかと思えてきて
無意識に、聞いていた
・
「….和さん」
「ん？」
「私、なにすればいいかな？」
「え？」
・
薄い茶色の瞳が、真っ直ぐ見つめてくる
自分でも何を言ってるのか分からないから
”何が？”って返されたら
きっと、”なんでもない”って返すだけだったんだろうけど
・
あなたは、全部察してくれたのかもしれない。
不安も戸惑いも
愛しいも大切も。
・
「俺を好きでいてくれたら、それでいいよ」
・
ツンとした鼻の奥を隠すように笑って
口の中にご飯を詰め込んだ。
・
だって、あなたが驚くくらい素敵な顔で言うんだもん
信じるしか、私には選択肢がなかった。
・
……あんなことが、起こるなんて
知らなかったんだもん。
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NONAME(プロフ) - 良かったよ！キュンとドキドキしたよ。少しハラハラもしていてそのあとキュンしたよ。雨の季節に合って居ますね。今梅雨なので読んで居てぴったり合っているお話しだなぁて想いながら一気に読みました。 (2019年6月10日 13時) (
レス) id: 6d12b95561 (このIDを非表示/違反報告)
nana - まりもさを！お返事ありがとうございますっ！続編が無いのは残念ですが、他のお話も読んでみようと思います。頑張ってください！ (2016年7月13日 21時) (レス) id: 19be6d8e89 (このIDを非表示/違反報告)
まりも(プロフ) - みーこさん» あれを聞いたとき、私の方が先に思いついた！！って思ってしまいました（笑）ハラハラした後の激甘でしたね←楽しんでいただけてよかったです☆ (2016年7月9日 19時) (レス) id: 915d2ca6db (このIDを非表示/違反報告)
まりも(プロフ) - ゆり:)さん» ありがとうございます！この季節が好きになってもらえればと思って書いたので、そう仰っていただけて嬉しいです(*ﾟ∀ﾟ*)いいですよね、こんな関係♪ (2016年7月9日 19時) (レス) id: 915d2ca6db (このIDを非表示/違反報告)
まりも(プロフ) - nanaさん» 初めましてですね！ありがとうございます(*¨*)４年も前に書いたお話なので、思いだすのが大変でした（笑）読み切りなので続編は書く予定がなくて...申し訳ないです(:_;)他のお話でもぜひよろしくお願いしますね♪ (2016年7月9日 19時) (レス) id: 915d2ca6db (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：.
| 作成日時：2016年6月25日 20時
