５ ページ5
・
っていっても、私も仕事がそこそこあって
和さんとマキちゃんのことだけを考えてる暇はない。
・
よく、仕事と私どっちが大事なの！？って言う人がいるけれど
それは僅差で仕事が勝つんじゃないかと思っている辺りが
和さんと一緒にいれる一番の理由なんだろう。
・
….それって、都合がいいだけ？
・
ふと浮かんだ疑問は、日に日に大きくなってゆく。
・
「….ニノカズが今更若い子とやり直すとは思えない」
・
ミホコが、当たり前でしょ！って顔で微笑む。
・
「本当にそう思う？」
「ってか、A以外にあの人に合う人いないよ」
「…..」
「自信もって良いと思うよ。だってもう何年も付き合ってるんだもん」
「….飽きた、のかなって」
「え？」
「やっぱり、色々とタイミングを逃しちゃった気がするの」
「…..うん」
「…..どうすればいいんだろう」
・
和さんは昔から外に出るのが苦手で
家でゲームしたり、マンガ読んだりしてるのを好んでいたのが移って
私もそういうことをするのを好むようになってしまった。
そう、今更どうにもならない
…..あの人以外、私をどうこうしてくれる人がいない。
・
「今日は？帰ってくるの？ニノカズ」
「….夕飯ハンバーグって送ったら
仕事全部違う人に押し付けて帰ってくるって」
「うわ(笑)なにそのノロケ！
大丈夫だよ、あいつちゃんとAのこと好きだよ」
・
ミホコの言葉に頷いて、帰り際にスーパーで食材を買い込んで
和さんの好物を作りながら帰ってくるのを待つ夜
・
胸が高鳴るのを、押さえられなかった。
・
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1504人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
NONAME(プロフ) - 良かったよ！キュンとドキドキしたよ。少しハラハラもしていてそのあとキュンしたよ。雨の季節に合って居ますね。今梅雨なので読んで居てぴったり合っているお話しだなぁて想いながら一気に読みました。 (2019年6月10日 13時) (
レス) id: 6d12b95561 (このIDを非表示/違反報告)
nana - まりもさを！お返事ありがとうございますっ！続編が無いのは残念ですが、他のお話も読んでみようと思います。頑張ってください！ (2016年7月13日 21時) (レス) id: 19be6d8e89 (このIDを非表示/違反報告)
まりも(プロフ) - みーこさん» あれを聞いたとき、私の方が先に思いついた！！って思ってしまいました（笑）ハラハラした後の激甘でしたね←楽しんでいただけてよかったです☆ (2016年7月9日 19時) (レス) id: 915d2ca6db (このIDを非表示/違反報告)
まりも(プロフ) - ゆり:)さん» ありがとうございます！この季節が好きになってもらえればと思って書いたので、そう仰っていただけて嬉しいです(*ﾟ∀ﾟ*)いいですよね、こんな関係♪ (2016年7月9日 19時) (レス) id: 915d2ca6db (このIDを非表示/違反報告)
まりも(プロフ) - nanaさん» 初めましてですね！ありがとうございます(*¨*)４年も前に書いたお話なので、思いだすのが大変でした（笑）読み切りなので続編は書く予定がなくて...申し訳ないです(:_;)他のお話でもぜひよろしくお願いしますね♪ (2016年7月9日 19時) (レス) id: 915d2ca6db (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：.
| 作成日時：2016年6月25日 20時
