まさかまさかのトリップしちゃった！ (ページ4)

今日:1 hit、昨日:1 hit、合計:798 hit

嗚呼始まる新しい世界ページ4

「…っしょっと。上手く着れないなー…。」

私は今新しい制服に悪戦苦闘しています。なぜに

こんなデザインにしたんだよ！まあ好きだから別に

良いんだけどさ！？となぜか半ギレの私。

シンジ「早くしないと朝ごはん冷めるよー？」

「あわっ、待ってぇ！」

なんとか着替え終え、リビングに向かう。昨晩は

ソファーで寝かせていただいた。いやはやありがたい

ことだ。それに…

「わぁぁぁっ！味噌汁だぁぁぁっ！」

そう、今朝は毎晩妄想して夢見ていた、シンジ君の

味噌汁なのだ。なんと喜ばしいことか。ズズ、と一口

飲んでみる。上手い…！ヤバ過ぎてよく分からな

い…！私が歓喜で震えていると、二人は笑った。

ミサト「そんなにシンちゃんの味噌汁気に入った？

　じゃあこれから毎日作ってあげる、とか

　言ってあげなよ！ホラホラァ！」

きっと冗談半分だったのだろうけど、私にはキャパ

オーバ級の言葉だ。いや、それって、プロポーズやん

？ムリムリ恥ずかしーって！！案の定シンジ君も

顔をあ赤らめている。…可愛過ぎか！！？？？！？

シンジ&貴女「行ってきまーす！」

ミサト「じゃあシンちゃん、案内してあげてね！」

シンジ「言われなくても分かってますよ。さ、行こ」

よくアニメで見る歩道橋を渡り、学校に着く。

そういえば、シンジ君はもうトウジ君に殴られた

のだろうか。テンション的にはもう大丈夫そう…。

トウジ「よおシンジ！なんや、転入生兼彼女か？」

「えっ、あっ、わっ！？////」

トウジ「なんや、派手に赤面しよるな。まさかホンマ

　に彼女なんか？羨ましいのぉ。」

シンジ「トウジ、やめろよっ。ったく～。」

あ、庇ってくれた。うー、好きっ！！あ、席席。

私の席は一番後ろ。意外に指されるんだよね、ここ。

まあそんなことは気にしない。シンジ君と同クラって

だけで、じゅーぶん幸せ。勉強も頑張れそー！！

キーンコーンカーン

シンジ「帰ろっか。」

「うっ、うん！あ、今日お弁当ありがとう！」

シンジ「ううん、僕の役割りだから。」

「あの、すごく美味しかった。唐揚げとかっ！」

シンジ「ふふ、ありがとう。さ、帰ろ。」

トウジ「ほぉら、あの二人なーんか怪しいねん。」

トウジ君のヒソヒソが全然ヒソヒソじゃなくて少し

ウザいが、シンジ君と仲良くスルーして帰った。

…。なんか、夢みたい。エヴァの世界でいれるなんて。

夕焼けを見上げて、そう思った。