揺れるウネとキュミン (ページ8)

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08＊ヒョンの言葉ページ8

ーDHsideー

どうしていつも無茶するんだよ…
どれだけ俺が心配してるのか、ヒョクはわかってない。

思わず怒鳴ってしまった俺は、頷くヒョクに寝てるように言い、ヒョン達に知らせるためにそのまま部屋を出た。

本当にヒョクはバカがつくほど真面目だ。あんなにフラついてるくせに撮影！とか、何言ってるんだよ。具合悪い時くらい甘えろよ。

…はあ。と盛大に溜息をついた時、

『何険しい顔して溜息ついてるの？ヒョクと何かあった？』

…あ。ソンミンヒョン。

『あいつ、起きたと思ったら急に、撮影！とか言い出してベッドから出ようとしたんだ。フラついてるくせに…それに、ヒョクが熱出したのは俺のせいでもあるんだ。俺が無理にでも止めればよかったのに…様子がおかしいこともわかってたのに何も聞かなかったから…』

夕べのことをヒョンに話した。するとヒョンは

『ぅーん。それはドンへが気にすることないよ。でも…うん、そうか。様子がおかしかったのはきっと具合が悪かっただけじゃないと思うなあ』

…え？ヒョン、それどういう意味？
問いただそうと思っていたら、会議室から出てきたマネに、

『ドンへ、ヒョクを病院に連れて行って点滴させたいんだ。付いてくれるか？あいつ、注射嫌がるからさ。お前が一緒なら大丈夫だろ？』

『……はい』

SM『ドンへ、ヒョクはきっと今僕らやスタッフに迷惑かけた、って落ち込んでると思うからヒョクのそばにいてあげて』

と言ったヒョンはとても優しい顔をしてて、俺よりヒョクを知ってる、みたいな言い方に、少しだけ腹が立った。

俺はマネと医務室に行くと、ヒョンが言ったように落ち込んでいるのかヒョクは泣いてた…。

そばに寄り涙を拭いてやるとほんの一瞬、嬉しそうな顔をした気がしたけど、すぐまた表情が曇った。少し疑問に思っていると、

『点滴やりに病院行くぞ』

と言うマネの言葉に案の定嫌がるヒョクに、

『そばにいるから。点滴やって早く体調治せよ！』

そう言うと、ヒョクは諦めたように力なく頷いた。