揺れるウネとキュミン (ページ4)

今日:15 hit、昨日:0 hit、合計:58,267 hit

04＊わかってないページ4

ーDHsideー

朝、いつもより早くアラームをかけ二人の様子を見守る。なんか気まずい雰囲気だ。

キュヒョンも話しかけづらいのか一言も発せずにいる…。さすがに見兼ねた俺はキュヒョンの背中を押す。

大丈夫だから…そう言うと小さく頷いて、ソンミニヒョンに素直に謝る可愛いマンネ。ソンミニヒョンも気にしてたのかすぐ仲直りしていた。

お互い気にしてたなら早く仲直りすればいいのに、本当に世話がやける2人だ。なんて俺が言えた言葉じゃないんだけどさ…笑

そこでやっとヒョクがいたことに気付いた俺は、仲直りしたばかりのキュミンを置いてとりあえず部屋に強制的に連れて行く。

なんか表情が暗いヒョクに俺は話しかけた。

『2人が仲直りできてよかったよね。実は昨日、キュヒョンに相談されて。話聞いてあげてたんだー！』

そう言うと少し驚いたように顔を上げ、反省したように眉毛を下げるヒョク…

……？
なんかいつもと違う。具合でも悪いのかな？

俺の心の中の言葉が口から零れてたのか、

『いつも通りだよ！大丈夫、大丈夫』
なんて慌てたように言うヒョク。

…やっぱりおかしい。俺はヒョクのこと誰よりも知ってるんだ！いつもより覇気のないヒョクに問い詰めようと思った時、タイミング悪くマネヒョンが来てしまった。

仕方なく移動のクルマの中で聞こうとしたけど、バンに乗るなり眠ってしまったヒョク…

結局話しかけるタイミングを掴めないまま、事務所に着いてしまった。

…無理に聞くのもよくないし、ヒョクが話してくれるまで待ってよう。そんな風に考えた俺は、全然ヒョクのことわかってなかったんだ…。