揺れるウネとキュミン (ページ24)

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24＊やるべきことページ24

ーKHsideー

ソンミンヒョン…？
僕とソンミンヒョンは誰よりも近くにいたからお互い、些細なことでも異変に気付く。

その切なげな表情は誰を想ってですか？
…いえ、そんなこと考えなくても僕にはわかりますが。

だけどその前にヒョンにひと言、
『お粥焦げますよ』
伝えると我にかえったヒョンはそのままお粥を持ってウニョクヒョンの部屋に行ってしまった。

戸惑っているような何ともいえない表情でしたけど、本当はヒョン自身が気付いてるんじゃないですか？

勘がいいっていうのも困りますね…
少なくとも僕は知りたくありませんでした。
僕は僕でソンミンヒョンが大事ですから…

でも、どうしてなんですか。ヒョン。
応援するって言ってたじゃないですか。

見守るって言葉は嘘だったんですか？
それにあの作戦もノリノリだったのに…。

確かに今のドンへヒョンは頼りなくて、どうしようもないですけど。

だけどソンミンヒョンは気付いてますか？
僕が勝手に言っただけの言葉、ドンへヒョンはしっかり守ってるんですよ。

僕らに黙ってウニョクヒョンに会いに行くことだって出来るのに、それをしないのはドンへヒョンが真剣にウニョクヒョンのこと想ってるからじゃないですか。

ソンミンヒョンが傷ついてるウニョクヒョンを見たくないように、僕はヒョンが傷つくのを見たくないんです。

お願いです、ヒョン。手遅れになる前に気付いてください。

引き返せなくなる前に…

敢えて僕が言わないのは、自分で気付かないと意味がないから。

人に言われたからって何とかなるものじゃないことを知ってるから。

僕がやるべきことは、ヒョンが傷ついた時支えること。
泣いた時はそばにいること。
何も言わずそっと見守ることだ。

でもなるべくならそんな姿、見たくないですけど。