揺れるウネとキュミン (ページ20)

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20＊一石二鳥ページ20

ーKHsideー

作戦決行のためドンへヒョンの元へ行った僕だけど、正直ヒョンにはガッカリした。

僕はヒョンのおかげでソンミンヒョンとすぐ仲直りできたのに。

結局ドンへヒョンは自分のことしか考えてないじゃないですか。

おかげでヒョンの話を可愛く聞けずに感情のまま当たってしまいましたよ…

“中途半端な気持ちでウニョクヒョンに会わせるわけにはいきません”

なんて言って部屋出てきちゃいましたし。

うーん…。これはソンミンヒョンに何て言えばいいのか…

『キュヒョナー！ドンへはどうだった？ヒョクはとりあえず体調を治すことを優先してもらって、快くなったらドンへと話し合おうってことになったけど…』

『ドンへヒョンの話を聞く以前に、ウニョクヒョンのこと明らかに気にしてるのにヘラヘラしてるヒョンにガッカリしちゃって、思いのままぶちまけてしまいました…』

『えーと…どういうこと？』

『実は…かくかくしかじかで』

『…はぁ。全く何やってんだか…僕が何のために助言したと思ってるのかな。ドンへは。まあ、ヒョクにも言えることだけど…

2人は仲がよすぎて素直になれないのもあると思うんだよね。近すぎるからこそ、ぶつかるんだ。キュヒョナ、僕たちは2人を見守ることにしようか。何かあったときだけサポートする』

『ヒョン、それなら僕たちがお手本になればいいんですよ！』

『…なるほどね♪それいいかも！じゃあ今日から早速やろう！』

機転のきくヒョンは僕の意図がすぐわかったのかノリノリだ。とかいう僕もですけど。

あくまでサポートですから出しゃばらないですよ？
今からやるのは、2人に僕たちの仲の良さを見せつけることですから。

時にはぶつかり合うけど、お互いきちんと意思疎通をして仲直りをする。そういった2人に足りないものを僕たちがかわりにやるんです。

よって、僕らキュミンは更に絆が深まり、ウネヒョン達もそれに習って溝を埋めることができる。

いい考えでしょう？ニヤリ