目が覚めたらモフモフ兄弟が居たんですけど… (ページ6)

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第4話【とりあえず食べましょう】ページ6

つ、疲れたッ…
買い物に行くのって、こんなにキツかったかな？

貴「本当…あんた達目立つなぁ」

買い物袋を床に置いて、腰を叩きながら巨人を見上げる
3mとか、なかなか居ないかんね？

コ「…[仕方ないだろ]」

貴「そうだけど…まぁ、とりあえず御飯作りましょ」

生まれつきそうなのは仕方ないので、諦めてキッチンへ向かった

コラソンさんは喋れないらしくて、メモを通して話してる
不思議な気分ー…字可愛いな←

貴「不味くても文句言わないでよー？」

黒いお気に入りのエプロンを付けて、釘を刺しておく
リッチな方々の舌は肥えてるかもだし…プレッシャーがかかるなぁ、もうッ

ド「そんな失礼な事、俺ァ言わねぇよ」

貴「だと良いんだけ…ど………こらセクハラ」

いつの間にか後ろに居たドフラミンゴさん
私の腰にスルッと逞しい腕を回して身体を密着させてきたんだけど…料理出来ないっ…

困った私は、ムニッと少し強めに腕を摘んで見上げた

サングラス越しに初めて見た…目、カッコイイなオイ

ド「フフッ…冗談だよ、何か手伝える事があったら言えよ？」

ポンポン、と大きな手で頭を撫でられた
んんー…イケメン←

貴「さて、ちゃちゃっと終わらせて早く寝よう」

明日の仕事の事を考えながら食材を切って入れて…3人分だからか、鍋からはみ出そうだけど気にしない

貴「…なんだか家族が出来たみたい」

大変だけど賑やかで楽しいな、なんて思っちゃってクスッと小さく笑う
独身はやっぱりダメね←

貴「あとは煮付けば完成…ん？」

リビングを覗けば二人して真剣にTVを見つめていた

なるほどー…此処の世界の事を、出来るだけ知ろうとしてるんだな
感心感心ッ

貴「どう思う？この世界は」

ド「あぁ、ちと暴れちゃいけないとこがつまらねぇが…のんびり出来るな」

コ「…[別に]」

暴れたら私追い出しちゃいますからね←
コラソンさんはやっぱりクールだなぁ
少し寂しい

貴「そーですかい」

まぁ、悪く思ってなくて安心した

暫くして、料理が完成したから二人を席につかせ
グツグツと音を立てる大きな鍋を机にドンッ！！と置いて白米も並べる

うひゃー、重いッ

ド「美味そうじゃねーか」

貴「あらま、嬉しい」

心配なのは味だけどね、うん

貴「んじゃ、手を合わせてくださいッ」

ド/コ「「…？？」」

手を合わせて軽く首を傾げる二人
んふふ、こーいうの一度してみたかったんだッ

貴「いただきます」

ド/コ「「[イタダキマス]」」