目が覚めたらモフモフ兄弟が居たんですけど… (ページ23)

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第20話【狡賢い】ページ23

貴「わ、わぁｧ…フラミンゴだーっ…」

客「えぇ？あれってフラミンゴ…か？」

貴「フラミンゴですね!!」

客「でも人g『あんなフワフワが人間に見えるんですか!?』…た、確かに…」

危ない危ない…上手く誤魔化せた…

丁度2人も雲に隠れて見えないし、無事にやり過ごせた

他の人は…もう遅い時間だし寝てるのが多数

よし、会ったら即１時間説教だな

貴「…なんでいんのよ」

はぁ…頭痛がしてきた…

ー…飛行場前にてー

空から女の子ではなく、成人済みの男の子が降りてきたので

素早く首根っこを掴み障害者用トイレへ

報い誰も待ってなかったので…大丈夫、すぐに出るから

貴「あんた達なについてきてるの…」

ド「ついてきたわけじゃねぇ…自分の意思で来たんだよ」

ロ「……[すまねぇ]」

狡賢い男…

元々性格は分かってたけどさ、もう少し警戒しとくべきだった…

貴「まぁ、来ちゃったもんは仕方ないし…一緒に見て回りましょ」

ド「お、デートか…良いじゃねぇの」

貴「馬鹿…」

とりあえずそのモフモフは取って貰うわよ

私が自前に予約しておいたホテルに、ドフィ達の着ていた服を預け

あまり変に見られない白シャツと黒シャツに着替えさせた

ふむ…色気が漂ってるのが悔しい…

胸元を開けるの反則でしょ

ロ「…[おれのにっとぼうもか]」

貴「そうよ、あとメイクも」

ロ「…ｯ…[そんな、そこまでするか]」

貴「私のメイク落とし貸すから…カッコイイだろーなぁ、普段見ないロシー」

ロ「[おい、はやくめいくおとしとやらをかせ]」

私の服装も日本のとは違い、スペイン風のものにしてみた

赤いへそ出しの服に黒い膝丈のズボン

…いや、まだまだ私若いからね？

ド「シルバーネックレスか…セクシーだな」

貴「こういうのは嫌い？」

ド「…いいや、大好物だ」

まだ付けてないなら俺がつけてやる

そう言われて渋々ドフィに身を預けると…

ー…スリッ…ー

真正面からネックレスを回されると同時に、首筋に顔を擦り寄せられて肩が跳ねる

…吐息がくすぐったい

ド「似合ってる…だけど、あんま肌を晒すな…俺が妬いちまうだろ」

貴「ｯ…な、何言ってんの」

意味深な笑みを浮かべて軽く頭を撫でると

ドフィは直ぐに行ってしまった…

貴「……他の女性にもしてるんだろーな」

ド(…馬鹿、お前だけだよ)