目が覚めたらモフモフ兄弟が居たんですけど… (ページ3)

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第1話【初めまして】ページ3

ソファに座る巨人が二人
その目の前には、立花 Aことこの私

凄く……怖いです←

貴「えっと、話は大体分かりました…つまり…迷ったわけですか」

ド「あぁ、俺らはいつもの様に自分の屋敷で過ごしてたんだが…夜眠って起きたらココに」

コ「…」

一通り落ち着いた後
今話しているのがドフラミンゴさん
先ほどコクンッと頷いたのがコラソンさん…と、名前を聞いた

そして今、何故ここに居るのかを話し合っている

貴「…不思議…ですね、これからどうするんですか？」

ド「帰る、と言いたいところだが…外を見てみると海が無い…しかも知らない場所だ」

じゃあ貴方達は海がある屋敷に住んでたのか
意外とリッチな人…羨ましい

貴「海が無くとも帰れるでしょう、例えば電車だとか…バスだとか？」

コ「…[ばす…とは何だ？]」

リッチだから乗ったことないのかな？
知らないという事に軽く驚いた

貴「あー…乗り物です、色んな所へ行くための」

コ「[なるほど、じゃあドレスローザにも行けるんだな]」

貴「……はい？」

ど、どれすろーざ？
何処だそこは…外国？じゃあ外国人？

貴「何処だそれは…んん”ー、外国なら飛行機で行った方がいいかと…」

飛行機？と二人して首を傾げる
リッチな人でも流石に飛行機は乗った事あるだろう…困ったなぁ

貴「ちょっと待ってて下さいッ」

外国じゃなくビルとかの名前かもと思った私は、直ぐにタブレットで【ドレスローザ】と検索した

結果は……

貴「んん？ワンピース？何で漫画が…」

漫画じゃなくて場所が知りたいの私はッ
そう苛々と思いながら、何度も結果を探ってみても全てワンピース

貴「何なのよー…しかも、この登場人物！ドフラミンゴさんにそっっくり！！」

画面に映る変わったグラサンをかけたモフモフ男を指で叩き、怒っている私

叩かれた衝撃により、下にスクロールされた画面
そこに書いてある文字に目を通すと…

貴「ど…ドフラミンゴ…？」

しかも、コメントを書く場所には
『コラソン泣ける！！』
という文字と共に、コラソンさん激似の画像が貼ってある

貴「まさか、コスプレする不審者とかじゃ…」

出身まで漫画と同じにするなんて、悪趣味な不審者めッ
今直ぐにでも懲らしめてやる！！

掃除機を持とうとする私に気付いたドフラミンゴさんは、またもや指を軽く曲げる

何あれ…と不思議に思う間に、掃除機がドフラミンゴさんの方へ吸い込まれる様に動いた

画面に映る【糸を操る能力者】

まさかね…