第10話【弟も負けません】 ページ12
〜コラソンsid〜
貴「な、何すんでぃッ!?」
ド「照れてんのか?顔赤いじゃねェか」
貴「ちょっ…やめ、て…照れてないし!!」
明らかに顔が赤いAとイチャつく兄。
絶対俺のこと置いてるだろこの二人…ッ!!
ていうか、なんでドフィまでAに手を出してんだ…まさか…いやいや、でもっ…
くそ…兄弟同士でライバルとか最悪だ!!
しかもドフィだし、ドフィだし!←
ド「…ん?…フフッ」
目が合った瞬間『お前には無理だろ』って顔で笑われた…確信犯じゃねーか…。
そんな考え事をゴチャゴチャとしていると…
いつの間にか飲んでたコーヒーを置いて、力強くAを抱き寄せていた。
貴「こ、コラソン…さん?」
コ「[ロシーでいい]」
貴「ロシー?コラソンじゃなくて?」
ド「そいつの本名のロシナンテからだよ…なァ、ロシー?Aを離してくれねェか?」
コ「…[ことわる]」
Aを挟んでパチパチと無言で火花を散らす。
その原因となるAは「本名か〜」と驚いたり嬉しそうに笑ったり……。
可愛い…
貴「ん、ッ…ロシー…?」
コ(A…。)
こんな想い、生まれて初めてだ。
抱き締められたまま見上げるAの顔の輪郭を、手の甲でなぞる様に撫でる。
薄いピンク色の唇に吸い寄せられるように……
ーゴンッ!!ー
鈍い痛みが頭に襲いかかり、俺はついAを離して悶えた。
ド「そこまで、だ…俺がいる事を忘れんなよ?」
コ「ッ〜〜っ、!!」
それは拳骨だったようで、目の前には拳をグッと握ったドフィが俺を見下ろしている。
くそ…もう少しだったのにッ、痛いし…っ…!!
ド「ん?Aは何処だ?」
コ「…??」
消えた?
と、思ったら学校の方へと歩いて行くAの後ろ姿が見えた。
貴「昼休み終わり、私はもう行くよ?二人とも兄弟だから…もっと仲良くしなさい」
振り返らず片手を振って言い放つお前。
いやいや、兄弟喧嘩とかじゃなくてな?
ライバルとして喧嘩してたわけで…!!
そう言いたくても側にドフィが居ては声が出せず、その言葉は虚しく喉奥へと飲み込まれた。
ド「フフフッ…まさかお前まで気があったとはな?手加減はしないぞ」
コ「…(コクッ」
畜生…恐ろしい奴を敵にまわしちまったもんだな…。
でも、必ずやAを手に入れてみせる
弟でも
俺は絶対に負けないからな!!
ドフィッ!!
★作者から★
これから
コ「〜」からロ「〜」へと変えますね
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サバンナ9号(プロフ) - 時の旅人さん» 大丈夫です、奇跡を起こします (2016年4月4日 0時) (レス) id: 3cca5a7c75 (このIDを非表示/違反報告)
サバンナ9号(プロフ) - Hikariさん» いやー、彼らならやりかえない (2016年4月4日 0時) (レス) id: 3cca5a7c75 (このIDを非表示/違反報告)
時の旅人 - 空飛んでいる所誰かに見られたりとか (2016年3月9日 17時) (レス) id: 95f8c775ab (このIDを非表示/違反報告)
時の旅人 - 問題にならなきゃいいんですけど(-_-;) (2016年3月9日 17時) (レス) id: 95f8c775ab (このIDを非表示/違反報告)
Hikari(プロフ) - 空飛んでるとかめっちゃ凄い(*⌒▽⌒*) (2016年3月6日 18時) (レス) id: 0c9d7e454f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:サバンナ9号 | 作成日時:2015年10月31日 20時