脱メンヘラとか無理だってば。【HQ】

なな…んん、しち？ ページ8

結論から言いますと自分の変なところ真面目になる性分に敗北しました。


とりあえずアンテナだけ取って戻ったはいいけど、そこから更に第2用具室の片付けを始めたのだよ。私の手が勝手に。そう、勝手にね！！！


あーでもないこーでもないと整理整頓を進めていき、なんだか楽しくなってきて時間を忘れて、終わった頃には用具室前に黒いオーラを纏ったつとむんが仁王立ちしてました。これなんてホラー？


誰よりも早く体育館に来てネット張りをしてくれたらしいつとむんは、あろうことか私を俵のように肩に担いだ。おいこら胃液出る。


｢つーとむーん、おろしてくださいますー？｣


｢白布さんに脅さr…頼まれたから無理だ｣


｢なんで！！プンプン丸今日の朝練来ないじゃん！！！！｣


｢牛島さんたちが尋問するからだって仰々しい文がLimeに来てたんだよ！ついでに昨晩天童さんが俺の部屋に乗り込んできて直々に捕獲命令出してったんだよ！！！｣


｢…あー？なんかごめん｣


そりゃ怖いわな。いのちだいじに。


｢てかお前なに、『友達の目の前でそいつの彼氏を寝取った挙句に薬漬けにしてラリパ(ラリっちゃった人達のシモいパーティー)した』って警察沙汰じゃねぇの？？｣


｢待ってそれなんてデマ？出処どこ？？？｣


｢Lime｣


｢うっそん｣


部員様方にはだいぶひん曲がった解釈されているようで思わずメッソン。いや事実も十分に酷いけど。自覚はある。


ちなみにLimeに関しては通知が999+を超えてしまい、後でじっくり読もうかなとグルの通知を切ったので中身は未確認。もしかしなくてもヤベーヤツでは。


｢つとむーんそろそろ胃が圧迫感に負けて酸性の液が溢れそう｣


｢耐えろ｣


｢酷くない？女子だよ？？吐瀉物だよ？？？｣


｢9日前にそれ言って逃げ出したことまだ忘れてない｣


物覚えがいいなこんちきしょうめ。若く健康な証拠だ。私はもう色々キメすぎて脳が萎縮してるから忘れたんだよハッハッハ(大嘘)


｢これだからぱっつんは｣


｢ブーメラン｣


こんな話をしながら向かっていくのは体育館のど真ん中…に設置されたよくあるパイプ椅子のところらしい。ご丁寧に縄まで用意していやがる。


｢つーとーむーーーん乱暴はおよし！！！！｣


｢こうしないと逃げるかもネ！って天童さんが｣


｢そんなこと言って、私を好き勝手する気でしょ！？えろ同人みたいに！えろ同人みたいに！！！｣


｢少なくともお前じゃ興奮しないから安心しろ｣


失礼だなおい。

はち。ハンマーヘッドって知ってる？→←ろく。ロクデナシのろく。

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