じゅうよん。重要…？ ページ15
｢メンヘラメイク合う…｣の部分だけ声に出ていたらしくて川西先輩が(真顔で)吹きだした。私の口周りの筋肉ゆるすぎか？メンヘラというか、正確にはバンドマンっぽいアレなんだけども。
そう、あの感じ。ゴールデンでボンバーしてる人たちって感じではなく、ゲスを極めてる感じのバンドマンっぽいやつ。あれ、アカウニ先輩ぴったりじゃない？GUESSブロックとかいうスーパープレーのゲス先輩。ゲスゲス言い過ぎでゲス。
｢ケンジロー、Aちゃんが顔で暴言吐いてくるんだケド｣
｢ノーコメントで｣
｢…うーん…でも流石にアカウニ先輩を3Bに当てはめるのは………｣
｢いつの間にか3B政策の話？？？｣
｢付き合ってはいけない男の話ですね｣
｢ナニソレ｣
｢ロクデナシ男の代名詞3選だそうです。『美容師』『バーテンダー』『バンドマン』で、頭文字がBなので3B｣
｢ほんとに碌でもなさそうだネー｣
最近では3Kだの3Hだのってだんだん増やされてきて…世界はシビアだ…
思考の途切れ目にふと前を向いたらアカウニ先輩がものっすごい遠い目をしていた。おい白布、一体何を言ったんだ。
｢俺バンドマンじゃないから安心して付き合ってくれていいんダヨ！！｣
先輩は腰をぐるりと回して背後(誰もいない)に向かって叫び出した。腰柔らかいな。壁に向かって言うのはなかなか痛々しいですが。
ところで先輩の左横から何かがヌッと…
｢？よく分からんが天童はいつも(自主練に)付き合ってくれるだろう｣
｢若利クン！！！！スキ！！！！！！｣
いや牛島先輩いたんかーい！なんで今日に限ってこんなにも影が薄いんですか！！！威圧感はロッカーの中にでもぶち込んだんですか！！！！！
｢そんなことより｣
｢俺の好意をそんなこと扱い！？｣
｢始めるぞ｣
｢イヤンガン無視｣
声だけかけて早々に集合場所に戻っていった牛島先輩を追いかけて私も輪の中へ。白布と川西先輩はいつの間にかこちらに来ていたようだ。声くらいかけろや。
まだ始まったわけじゃなかったので咎められることはない。監督は奥のほうで添川先輩(副主将)と何か話をしていた。表向きは優等生なので遅刻など許されないのだ。
…優等生という割には他の小説で見たように準備をした描写がないって？
よーく考えて。このクソデカバレー部の準備とか裏方仕事をマネひとりで出来ると思う？私はパンピーだから無理なんだなぁ。
1年生みんなでやっておりますとも。そのほうが効率いいし。
じゅうご。集合しないでくだしぁ。→←じゅうさん。しかし金曜日ではない。
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黒瀬 - 読んでめちゃめちゃハマりました！更新楽しみにしています！頑張ってください！！ (2020年4月8日 19時) (
レス) id: c0f0417cc9 (このIDを非表示/違反報告)
noara(プロフ) - あっすこです…ろくろ首で待ってます！更新お疲れ様です！ (2020年3月24日 22時) (レス) id: c5bfb6cb88 (このIDを非表示/違反報告)
レイカ(プロフ) - ヤバイ好きです！メンヘラはじめてでちょっとだけのぞく気でいたらどハマりました！！更新頑張ってください！！！ (2020年3月19日 18時) (レス) id: 2f295bf970 (このIDを非表示/違反報告)
霧華 - メンヘラすきです…続き気長に待ってます(ﾟーﾟ*) (2020年3月4日 11時) (レス) id: daf330d400 (このIDを非表示/違反報告)
いちご - ちゅきです (2020年3月3日 9時) (レス) id: 7f42fd7b15 (このIDを非表示/違反報告)
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