八十八話 ページ8
焦凍side
あぁ、そうだ、思い出した
確か、Aの義父のイノーセーメータイ……
だったはず。でも何で最初に、
『エリス嬢、御要望通りの生チョコタルトです』
白い箱を持ち上げ、小さく笑った
エ｢流石、コユキね！｣
と満面の笑みを見せ、｢早く頂戴｣と急かしていた
…甘ぇ奴が好きなのか？
『あぁ、一応紹介しておこうか』
此方の視線に気付いたのだろう、Aは
タルトを頬張るエリスの側に膝を付き、云った
『彼女の名はエリス。ポートマフィア
異能生命体だよ』
エ｢エリスよ！｣
口許に茶色の粉(※ココアパウダー)を付けて、
無邪気に笑ったエリスを、Aは小さく微笑んで
口許の粉をハンカチで優しく拭っていた
？｢あぁ〜！可愛いね、エリスちゃん！｣
『あ』
突然、現れた男はデレデレとエリスに近付いた
そして、Aはやや目を見開いた
その男の登場を気にも止めず、タルトを
咀嚼するエリス。何て云うんだ、こういうの……
確か……ショール？(※シュール)って云うのか？
『何故、此方に？
こてり、と首を傾げるAに
微笑んで、こう云った
森｢約束事を果たして貰おうと思ってね｣
その発言にAはピキッと固まった
そして、サァッと青褪めた
『お、覚えてたんデスネ……』
横に目線をズラしながら、ダラダラと冷や汗を
流す姿にギョッとした。顔も引き攣っている
あんな顔、見た事ねぇ……
しかも、
(ホールの)タルトを食べ終わったエリスは、
何かとんでもなく汚いモノを見て、｢うわ……｣と
云わんばかりの顔だ
森｢さぁ！之を着てくれ給え！！｣
と何処から出したのか、エリス程の歳の子が着る
ドレスを二着、バッと取り出した
今、エリスが着ているドレスに似ているが
フリルが多めだ
『……………………はい』
めっちゃ小声だな。でも、Aはもう15だ
あのドレスはどう考えても着れない
どうするつもりだ？
森｢
『……はい』
あの時？と思っていると、ボフッと云う音と
煙がAを包んだかと思えば、
もふもふした犬のような耳と尻尾を付けた
Aが現れた。その顔は羞恥心で真っ赤だった
そして、再び煙が現れたと思えば、其処には
耳と尻尾はそのままの幼いAがいた
……は？
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ユウ - 面白いですね! 続き楽しみにしてます! (4月15日 0時) (
レス) @page11 id: 65d421c831 (このIDを非表示/違反報告)
メイデーア - 2の方に書きましたが、此方にコメント書いておきますね！私の最推しは綾辻先生なんでお相手が綾辻先生だということがとても嬉しいです。作者様、更新頑張ってください……！ (4月11日 14時) (レス) id: 8fc649d94d (このIDを非表示/違反報告)
駄菓子だいすき - 神なんですかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ！？！？最高ですぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ！！！！！！ (9月28日 22時) (レス) @page3 id: 189d30a5fb (このIDを非表示/違反報告)
星月アオイ - すきですううううううううううううううううううううううううう (9月22日 14時) (レス) @page2 id: bf6dfd2e0c (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - いやぁぁぁぁすきぃぃぃぃ (9月18日 22時) (レス) @page1 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：松前菊 | 作成日時：2023年9月10日 11時
