彼女とお館様の素晴らしさ ページ36
俺が死んだときの為に、この紙に俺の二ヶ月を記す。無惨を殺す、その日まで...
もし俺たちの代で倒せなかったら、今これを読んでいる君たちが倒してくれ。此処には主に俺の日常とAの素晴らしさを記すが、最後の方には炎と地と水の呼吸を書き記す。
荼津「今日もAは美しいので、俺はAに料理を作ってもらおうと思った。でもよくよく考えたら今彼女はいない。これ程までに人を愛したことは一度も」
天元「お前病気だろ。病院行け」
冨岡「手遅れにならんうちにな」
荼津「酷い」
思えばAは、蜘蛛山の時から苦しみ始めていた気がする。累という鬼の母親に捕まり、次は兄だ。あの出来事で恐怖は他の人より倍以上となった
いつものように接しても、彼奴は何も...
儀式で俺たちは結婚した。ちょっとした問題で、善逸も彼奴の夫となった
彼奴は毎夜毎夜泣いていた。たまに身体を傷つけて...彼奴が人の道を踏み外さないように、俺はできる限りのことは尽くしていた
善逸「...禰豆子ちゃんも、彼奴も護れるかな。ううん...護りたい。あの時俺に生きろって活を入れてくれてさ...」
荼津「わかる。可愛いよなあ」
善逸「そういう話じゃねーよ、馬鹿」
お館様に状況を報告すべく、Aは一人でお館様のところに向かった。柱になって初めて一人でだ
保護者:俺、冨岡、蜜璃、しのぶ(がいる予定だが、しのぶのみ隊士の治療のため欠席)
「あ、の、鬼は...えっと...じゅ、十二...」
追加保護者:ネチネチ君
伊黒「何故娘一人だけ行かせた?お館様も怒るぞ」
冨岡「あれは心配の表情...」
耀哉「茶を持ってこさせようか。柱という役目も重いからね...少し楽になりなさい」
伊黒「お館様は何故あんな娘に...そもそも」
これでも伊黒は心配している方...だと信じたい
蜜璃「(可愛い...頑張って!)」
「...じゅ、十二鬼月...の...一人...が...ま、また...また一人...でも...倒...して...」
耀哉「一人倒せたんだね。さすが私の子供だ」
「あり...がとう...ございます...」
伊黒「...ふう」
冨岡「何気にお前も心配しているんだな」
耀哉「下弦が微かに弱体していると聞いている。皆のおかげだ。義勇、蜜璃、伊黒、荼津」
「「「「!?!?」」」」
耀哉「君たちもいつもありがとう」
...完璧に隠れていたはずなのに、お館様に最初から見抜かれていたのは驚いた。余計惚れた
最後に見せてくれたあの笑顔だけが、俺の原動力。→←番外編最近多くね?とか思っている読者。気のせいです:こんな平和な世界線があったらいいなあ
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作者名:琲世 | 作成日時:2019年7月25日 12時