稀血の中でさらに稀少な血 ページ32
壱ノ型、塵旋風・削ぎ
「...!黒死牟の刀身が...」
荼津「これはまた...気持ちの悪い刀だな」
黒死牟「...月の呼吸、伍ノ型・月魄災禍」
振り無しで懺悔鬼を繰り出す技、黒死牟自身にしか使えない技だ。私が使える月の呼吸はせいぜい壱ノ型のみ...あんなのは再現できるわけがない
実弥「風の呼吸、参ノ型・晴嵐風樹」
黒死牟「やりおる...肉体的にも技の...全盛と見た...」
「壊・正拳」
黒死牟「(...Aの格闘術も厄介...鬼となり更に速度が増している。味方となれば心強かったというのに...)」
実弥「気を付けろよ。奴の斬擊の周りに、不規則で細かな刃が付いてる」
「黒死牟の月の呼吸を少しでも習得しようと、何度もその攻撃を見てきた。実弥さん、あなたより彼のことを理解している」
実弥「俺もわかっている...久々に殺し甲斐のある鬼が現れたってことぐらいなァ!」
風の呼吸、弐ノ型
実弥「爪々・科戸風」
愧翠「速い...やっぱり風柱は違うな。」
荼津「俺の地の呼吸の上位版みたいなものだ。バランスで結論を云えば、風は地より優れている。」
黒死牟「古くは...戦国の世...私は...このよえに...そうだ...風の柱とも...剣技を高め合った...」
月の呼吸、陸ノ型・常世孤月・無間
「実弥さんッ!!!」
実弥さんは大量の血を流していながら、まだそこに立っている。私も迷っている場合ではない
「地の呼吸...参ノ型!」
黒死牟「刀がなければ...戦う意味も...ない...」
「驚天動地!」
黒死牟「お前とは...もう少し...仲良くやれると...思ったが...」
刀を折られ顔も吹き飛ばされる。自分の顔は確かに地面に転がっているのに、徐々に再生していくのを感じる。...気持ち悪いな
黒死牟「...?脈拍が上がっている...これは...」
実弥「...猫に木天蓼、鬼には稀血。」
実弥が剣を振るうと黒死牟の姿勢が少し崩れた。あの人の血の匂いは___
実弥「オイオイどうしたァ?千鳥足になってるぜ。上弦にも効くみてェだなァ、この血は!!俺の血の匂いで鬼は酩酊する!稀血の中でもさらに稀少な血だぜ!存分に味わえ!!」
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作者名:琲世 | 作成日時:2019年7月25日 12時