奥底に眠る希望 ページ20
たくさん人を喰ったが、特定のを探すにも苦労した。本当に喰ってもいい人間だけを殺し、鬼殺隊は二度と刀が握れない身体に仕立てあげた。全ては黒死牟の為
｢...これなら黒死牟の為に...｣
童磨｢手加減しているだけだってわからないのかな？｣
｢壱ノ型、瓦解土崩・改｣
技を避けられても、怒濤の攻撃を繰り返す。まだこれでは足りない
...もう少しで肆ノ型が生み出せそうな気がする。この調子なら
無惨｢無駄な時間だ｣
｢...無惨｣
無惨｢黒死牟、わかるな？｣
黒死牟｢ああ...来い、荒覇吐...｣
黒死牟に云われるがまま、二ヶ月ほど引きこもり続けたあの部屋に戻る。やることは察した...でも黒死牟と離れるのは嫌だ。
黒死牟｢此処にいろ...枷を付ける...｣
｢今更逃げるなんてことはしない。｣
黒死牟｢お前は今...力を出せない状況にある...だが、鬼殺隊側に回られたら...厄介だ｣
｢何でそう思うの｣
黒死牟｢...荼津、あの男に希望を持っているから。否...お前は期待している。彼らが来てくれることを...｣
｢厳勝...私が信じられない？｣
黒死牟｢信じたい...全てが終わったら...迎えに来る...｣
＿＿＿＿私はこの日、初めて黒死牟に逆らった
黒死牟｢...｣
童磨｢追いかけないの？｣
黒死牟｢逆らったのは初めてだ...好きにしてやる...｣
｢見つけた。荼津、愧翠、今急いでももう間に合わない｣
荼津｢...荒覇吐、人を喰ったのか｣
｢選別して喰い漁った。全ては童磨に勝つため...なのに無惨に邪魔された。｣
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作者名：琲世 | 作成日時：2019年7月25日 12時
