ずっと前の話 ページ41
住んでいたとある村に...お昼頃だったか、物を盗む人たちが現れました。その時のお母さんの体調は優れてなくて、お父さんと私は畑に野菜を取りに行っていた
朝みんなにそのことを話すと「可哀想に」とお母さんの事を心配してくれていた。お母さんの事を護ってくれてると信じたかった
帰ると幸いにも家は荒らされていなかったけど、お母さんは誰にも助けられてなかった。みんなお母さんの事を見捨てていた
何故、と問うと「自分の命が惜しい」と簡単に切り捨てられた
犯人は男三人。私たちが村に向かう途中、三人組の男を見かけた。私はそいつらがとても恐ろしかった
少し大きくなって一人で畑の世話をしていたとき、山から変な空気を感じました。山の中には入るなと云われましたが、皮向き用の包丁を持ったまま山の中に向かいました
木影からこっそり覗くと脱がされた女の人がいて、何もわからない私はその様子をずっと眺めてました。女の人が逃げようとすると
その人は殺された。
思わず物音を立ててしまい、彼らは私を見つけました。その顔はあの時見た男たちにそっくりでした。
恐怖を覚えた私の目の前には、いつの間にかその人たちが転がっていた。地に転がった目玉だけが私を見つめていました
「...お母さんとお父さんがいなかったら、私は村の人から完全に嫌われていた。お母さんは私を護ると云って、何時からかあの記憶に蓋を閉じていました。」
胡蝶「...」
「胡蝶さんの云う平和的解決は拷問。私は三回拷問されることになりますね。お願いします」
胡蝶「鬼じゃないでしょう。死にますよ」
「...お願いします。自分自身が怖いんです」
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作者名:琲世 | 作成日時:2019年7月18日 11時