人質 ページ16
魘夢「それはもう本体じゃなくなった。今喋っているこれもだけどね。頭の形をしているだけであって、頭じゃない。君たちが寝ている間にこの"汽車"と融合したんだ」
「...列車自体が彼の身体であり、血であり、肉であり、骨である...炭治郎、この列車は彼奴の体内の中と思った方がいい。」
炭治郎「つまり...」
「この列車は七、もしくは八両編成。乗客は大勢いる...こいつに喰われる」
魘夢「正解。守りきれるかな?君"一人"で」
「一人じゃない。二人だ」
魘夢「君は此方においで。」
変なのが身体に絡み付いてくる。列車の何処かに連れていこうとするが、刀で斬ろうとしても腕まで動かせなくなっている
「炭...じっ...」
炭治郎「Aを離せ!!!」
魘夢は一足先に姿を消す。私も徐々に視界が辛くなっていくが、せめてこれだけでも伝えたい
「ぐっ...炭治郎!必ず私もそっちに...戻るから...刀...なくすなよ...!」
錆兎と真菰に約束した。鬼を滅し、静かに暮らしていける時代を作ると
魘夢「君にできるかな?」
「...」
こいつの精神の核を破壊するのはリスクが高い。眠らせてもすぐに起きてしまう
「炭治郎......」
まあいいや。客を喰い尽くすか
「まだ...死ねない...刀さえあれば...」
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作者名:琲世 | 作成日時:2019年7月18日 11時