助かりました3 ページ48
『…部屋に行くのに、食堂の前を通らないといけないから嫌だなぁ』
赤司「なぜ？」
『体育館にいなかったから、まだ食堂かなって…』
赤司「…確かに、それは不安だね…」
『うう〜…』
足取りが遅くなりそうなAを引っ張り続ける赤司。
ふと横目で食堂をみると、人がたくさん集まっていた。
赤司(…あれがバレー部の人たちか…)
Aが気づかないように通ろうとしたとき、
黒尾「東雲！」
と、Aを呼ぶ声がした。
Aの顔が一気に蒼くなっていく。
赤司は反射的にAを背中に隠した。
赤司「…何か用ですか？俺たちは急いでいるのですが…」
黒尾「俺たちは東雲に用があるんだ、どうしても言いたいことが…」
赤司「だ、そうだけど…」
心配そうに赤司はAを見る。
黒尾だけでなく、他の部員もわらわらと出てくる。
『い、嫌だ。行こう、速く行こう、赤司くん。
荷物だけでも、速く…』
赤司「…というわけですので、お引き取りください。
行こう、案内してくれ」
といってスタスタ二人は歩いていく。
そんな二人の手をとったの夜久だった。
『！！？』
夜久「…ここにいたくない気持ちはわかる、
ただ、これだけは言わせてくれ。
すまなかった、東雲の言っていることが真実だと、今わかったんだ」
『え？…な、なんで…？』
黒尾「動画を見せてもらった。」
『誰に…ですか？』
黒尾「見せてもらったのは言えない。だが、動画の撮影者は言ってもいいらしい。
リエーフが動画を撮っていた。
最初から全部。」
それを聞いて最初に声をあげたのは広瀬だった。
広瀬「は？
あんた裏切ったの！？協力してたくせに！！」
それを聞いて全員が驚く。
菅原「さっきまで否定してたのに認めちゃってる…(小声)」
灰羽「ごめんね、碧海。俺もね、さすがに限界だったんだ。
碧海は人を陥れて楽しかったかもしれないけど、俺はずっと嫌だった。
それを言い出せずに見ていた俺も同罪だとは思う。
でも、碧海とは一緒にされたくない。
今までの人たちのも、すべて動画にある。」
リエーフの衝撃的な告白に、一同は驚きを隠せなかった。
そんなリエーフへの怒りの矛先は、Aに向かった。
広瀬「あんたのせいで…！
あんたさえ最初からいなかっからこんなことにはなってなかったのに！！」
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みっちゃん - 完結した！大好きなお話が完結するのは寂しいですが今までお疲れ様でした！ (2018年12月25日 16時) (
レス) id: 6c130550c4 (このIDを非表示/違反報告)
紅葉(プロフ) - 完結したぁあぁあ！待っていてよかったです笑笑。お疲れ様でした。 (2018年12月24日 22時) (レス) id: 7ac5223945 (このIDを非表示/違反報告)
眠(プロフ) - すこ (2018年11月17日 21時) (レス) id: 5b23de15b2 (このIDを非表示/違反報告)
たみ - 裏切りの小説で、一番面白いです！更新、頑張って下さい♪ (2018年11月17日 0時) (レス) id: 75ee66b86b (このIDを非表示/違反報告)
キョウヤ - 赤司、、、、！紳士！神か！ (2018年11月3日 19時) (レス) id: 665ea8b906 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫宛(しおん) | 作成日時：2018年2月15日 21時
