助けて1 ページ36
全速力で走ってどれくらいが経っただろうか。
そう思うほどAは走り続けていた。
電車に乗ろうにもビショビショなので乗れず、
何駅もの距離を走り続けた。
息切れなんか気にもならない、しんどいことにも気づかずに走り続けた。
そして、暫く走り続けて見つけた公園のブランコで休憩をとった。
酸欠になり、激しく脈がうつ。
疲れたとか、しんどいとか、そんなものはなかった。
ただただ、溢れ出て止まらない涙をどうにかしようと必死だった。
A(どうしたら止まるだろう？
はやく止まれ。泣きたい訳でもないのに、、
なんで、涙が止まらない…………っ)
ブランコを漕いで気分転換をしてみるも、
それでも涙は止まらない。
おそらく何時間も泣き続けているはずなのに、
涙が止まらない。
時計もないので時間もわからない。
11時くらいに合宿所を飛び出してきたので、
おそらく1時〜3時のどこかだ。
スマホも持っていないので誰共連絡はつかないし、
道路を通るのは虫取り籠を持った小学生くらいだ。
それに、何時間も走ったはずなのに、
服はビショビショのままだ。
夏だからすぐに乾くと安心していた。
あまり乾いていない。
それとも、何時間も走っているような気がするだけで、
実際はそんなに走っていないのかもしれない。
Aはただ公園のブランコで泣きながら遊んでいた。
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みっちゃん - 完結した！大好きなお話が完結するのは寂しいですが今までお疲れ様でした！ (2018年12月25日 16時) (
レス) id: 6c130550c4 (このIDを非表示/違反報告)
紅葉(プロフ) - 完結したぁあぁあ！待っていてよかったです笑笑。お疲れ様でした。 (2018年12月24日 22時) (レス) id: 7ac5223945 (このIDを非表示/違反報告)
眠(プロフ) - すこ (2018年11月17日 21時) (レス) id: 5b23de15b2 (このIDを非表示/違反報告)
たみ - 裏切りの小説で、一番面白いです！更新、頑張って下さい♪ (2018年11月17日 0時) (レス) id: 75ee66b86b (このIDを非表示/違反報告)
キョウヤ - 赤司、、、、！紳士！神か！ (2018年11月3日 19時) (レス) id: 665ea8b906 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫宛(しおん) | 作成日時：2018年2月15日 21時
