少しくらい信じてほしかった【○○○】【黒○】

裏切り1 ページ34

Aが去ったあと、皆は広瀬を慰めていた。


すると


灰羽「碧海を部屋に連れて行ってきます。


今日は仕事俺がやります」


芝山「僕がやるから、灰羽は広瀬さんの側にいてあげて」



広瀬「すみません、迷惑かけて…」


黒尾「気にするな。」


それだけ言うと、灰羽は広瀬を連れてマネージャーの部屋へ行った。


それを見届けると、全員が輪になった。


黒尾「で、研磨。話ってなんだ？」


研磨「……東雲さんはやってないよ。」


その言葉に全員が目を開いて吃驚した。


研磨「全部、広瀬さんの自作自演。


東雲さんは、やってない。証拠もある。」



日向「まじか！すげーな研磨！！」


研磨「…これ、見て。」


そう言われ、動画をみると、


今まで広瀬が東雲にあびせた暴言、


それから自分でスポドリをかぶり叫ぶシーン。


事の発端である、カッターキャーの動画もあった。


澤村「……てことは俺たち、東雲にひどいことしてたんじゃないか……？」



今更なことに気がつき、全員が言葉を失った。



木兎「てゆーか、孤爪！お前よくそんなの撮ってたな！！」



菅原「この動画なかったら俺たち今も気づいてなかったべ」



黒尾「それ最初からあるじゃねーか。



なんで言わなかったんだよ。」



研磨「……だって、俺も最初のほう知らなかった、



というより、関わりたくなくて全力で避けてたからどっちがどっちとか、



どうでもよかったし。



それに、この動画撮ったの、俺じゃない…」



その一言で、騒ぎ出す部員たち。


夜久「誰が撮ってたんだ？その動画。」


全員に緊張が走る中、



孤爪はいつものように淡々と言った。



研磨「リエーフだよ。」

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