合宿4 ページ31
昼休憩。
本日の昼食当番は梟谷。
選手たちは自主練。
先生たちは食堂で午後の練習のミーティング。
広瀬にとって、絶好のチャンスだ。
Aが選手の自主練のドリンクを作っていると、
広瀬がやってきた。
広瀬「A先輩♪お仕事お疲れ様です♪」
『お疲れ様。貴方は記録しかとってないけど』
広瀬「ひどいですよ〜。記録とっただけでも良いじゃないですか〜。」
Aはいつもよりトーンが高い広瀬に嫌な予感しかしない。
広瀬「そんなことより先輩。
私、飽きちゃいました。先輩で遊ぶの。」
『………だから何?ていうかそこで見てないで手伝ってくれてもいいんじゃない?
合宿のときくらい。他校の人に怪しまれるよ。』
広瀬「大丈夫ですよ。A先輩は夏休み前の合宿きてないから知りませんけど、
私、他校にも知り合いができたし、
A先輩がそんなことをする人だと言いました。」
なるほど、ここにきてから向けられていた冷ややかな視線はそのせいか。
Aは冷静だった。
広瀬「私、飽きちゃったんです。
A先輩、今までの人に比べるとものすごく楽しい玩具でしたよ。
最高に無様でした。
さようならです。」
そう言って広瀬はスポドリを2、3本取った。
嗚呼、またか。
Aは呆れながらも広瀬を見ていた。
広瀬はスポドリを自分に______
ではなく、Aにかけた。
スローモーションのように、その姿がAの目に映る。
4本めのスポドリをかけ終わる。
Aは未だに状況が理解できていなかった。
そして、いつものように、
広瀬「きゃ〜!!!!!」
と、広瀬は叫んだ。
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みっちゃん - 完結した!大好きなお話が完結するのは寂しいですが今までお疲れ様でした! (2018年12月25日 16時) (レス) id: 6c130550c4 (このIDを非表示/違反報告)
紅葉(プロフ) - 完結したぁあぁあ!待っていてよかったです笑笑。お疲れ様でした。 (2018年12月24日 22時) (レス) id: 7ac5223945 (このIDを非表示/違反報告)
眠(プロフ) - すこ (2018年11月17日 21時) (レス) id: 5b23de15b2 (このIDを非表示/違反報告)
たみ - 裏切りの小説で、一番面白いです!更新、頑張って下さい♪ (2018年11月17日 0時) (レス) id: 75ee66b86b (このIDを非表示/違反報告)
キョウヤ - 赤司、、、、!紳士!神か! (2018年11月3日 19時) (レス) id: 665ea8b906 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紫宛(しおん) | 作成日時:2018年2月15日 21時