女装男子ですけど。2 (ページ7)

今日:11 hit、昨日:11 hit、合計:37,764 hit

兄さん達の話。ページ7

というわけで、あれから2日。
2日間全員スケジュールの合間を縫いに縫って、
掃除して、ゲストルーム片付けて、料理の仕込みして……と大忙しだった。

高「普通なら明日オフだ～！！って喜ぶとこなのに。」
慎「全く喜べない～！！」
と、おじいちゃんと孫が話してるところに、
奏「ただいま……」
俺、帰宅。

慎・高「おかえり～……」
の声、犬達も駆け寄ってきてくれるが、

奏「早めにお散歩行こ？みんな、な？」
今日はお客さんが来るのだ。先にハウスで寝ててもらおうと思い、2匹のリードを引っ張り出す。

慎「それがいっか。シェリーも行こ。」
リビングで寝そべってたシェリーも起き出したので何時もの3匹と2人で散歩へ。

高「カーロの散歩行こうか？」
中型犬2匹と小型犬のカーロは運動量違うので正直ありがたい申し出なのだが…
奏「いや、全員いない時に兄さん達来たら悲惨でしょ。」
高・慎「確かに。」
カーロは最悪俺が抱っこすればいいしね。

奏「よし、慎太郎いい？」
慎「OK～」
「「いってきま～す！」」
準備万端。寒くなってきたけど短パンビーサンの慎太郎を連れてお散歩へとレッツゴ！
高「気をつけろよ～」
ガチャっとドアが閉まる。鍵は閉めておいてくれるだろう。

慎「奏と散歩久々だね。」
奏「最近あんまり被ってなかったからね、時間もオフも。」
2人で並んでゆっくり歩く。
シェリーと一緒で嬉しいのがジュビアのテンションが若干高め鼻息荒いし。
「ﾌﾝｽｯ！！」
奏「ジュビちゃんご機嫌さんねぇ…」
と、歩くこと10分。

奏「ありゃ、カロ限界？」
いつもならそろそろ折り返してるところだけど今日はジュビア達がいるからそうはいかない。
奏「ほい抱っこ。と…ちょっと我慢してな、カーロごめんね。」
別々に行ってあげたかったけど、今日はちょっと事情が違う…

慎「シェリー…？？」
と歩き出そうとすればシェリーが急に止まった。ソワソワしてる感じ。シェリー敏感だから何かあったのか？と思えば、

奏「ジュビ？？引っ張らないよ、付けは？」
ジュビアも慌てて走り出そうとするので、リードを引く。危ない危ないカーロが投げ出される。

佐「そーーーうーーーーー！！！！！」

と、ジュビアを落ち着かせようとしゃがんだ時、そいつは現れた。相変わらずのハイテンションで。

佐「おひさ！！！！！！」

奏「何してんの、大くん。」

俺と変わらないくらいの身長で、俺に飛びついてきたのは、SnowManの切り込み隊長。

佐久間大介その人だった。