女装男子ですけど。2 (ページ40)

今日:13 hit、昨日:11 hit、合計:37,766 hit

後日談の話。ページ40

京「お土産あるよ！」

田「なぜこんな朝っぱらの移動車の中で？」

「昨日結局騒いでみんな力つきたからふあぇ……」

北「欠伸もでるよこれは……」

あの後、下ごしらえだけしかしてなかったのに完璧に料理を北斗が仕上げてくれてて。
人に作ってもらうご飯は久々でつい食べすぎた。
そんでもってお酒飲まなかっただけで雰囲気で全員酔い気味。

ソファで力尽きた樹を放置して3階組は全員2階組の部屋に間借り。

昨日の余韻引きずりまくりって訳で。

「ほくの部屋にクレンジングなかったらやばかった」

ジ「こぉちぃ……」

高「いつまで寝ぼけんのジェシー…ねぇ……」

お陰で北斗の部屋に俺、たろの部屋に大我、ジェシーの部屋には高地と。
だいぶアレな部屋割りになり。

今はジェシーに引っ付かれてる優吾。
目が死んでる眠気MAXな俺と北斗。
若干元気な大我ともうせんべいを食べてる慎太郎。
あと奇跡的に起きてる樹。

マネージャーにコンビニによってもらって朝ごはんを。

さてと、

「ジャニフェスと紅白とカウコン。普通にきつくね？」

森「お祭りいっぱいねぇ～」

年末から年明けの目白押しイベントももう正念場である。日々稽古とフォーメーションを頭に入れてる。

「あ、俺からもお土産あったわ。」

鞄に入れっぱなしだった存在に気づく。

樹「？キーホルダー？？」

「可愛くない？サメの歯と天然石。メンバーカラーよぉ……」

水族館で見つけたのはサメの歯と天然石のキーホルダー。

高「イニシャル入りじゃん」

京「え、俺知らないんだけど」

こっそり買ったちゅーねん……

北「あのさ、奏。なんでこの阿鼻叫喚の所にこんなエモいお土産くれるの？」

「……眠くて……」

正直頭が働いてなかった。
だって、一人は寝てるし。
7人普通車で顔つき合して移動中で、意外とどころか普通に狭い中で。

樹「奏ってさホント待てないよね。」

「うん、プレゼントとかマジ買ったらすぐ渡したい。もう。我慢出来ないね。」

「「ダメじゃん。」」

ジェシー以外のローテンションのツッコミを受けながら俺は誤魔化すようにおにぎりにかぶりついた。