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バースデイの話 ページ32

京本side

12月4日は、俺にとって、特別、な日。

奏が、そうしてくれたんだけど。

始まりはほんの些細なことだけど、

俺にとっては嬉しいの積み重ねだった。

どんなに理不尽なことがあっても、

辛いことも、嫌なことも、苦しいことも、

誕生日の次の日も幸せな日が続くのは。

奏の、お陰。




奏には、いつも貰ってばかりで。

俺は、こいつが大好きでだから大嫌いなんだ。





「たいちゃん!!!」

って、昔は呼ばれてたっけ。

約1ヶ月、俺の方が年上。
だけど、

奏は先に行き続けた。

俺が苦しんできた七光りの言葉も、
高校も、大学も、勉強も、
ドラマも、ミュージカルも、
元はと言えば奏が先に売れだしたし、

奏は、俺なんか軽々と乗り越えて先へ行くんだ。


そんなわけ、ないのに。



昔からしょっちゅうぶつかり合って、

つまんない事で喧嘩して、言い合って、

掴み合いからの殴り合いだってした。

2人して顔腫らして、色んな人に怒られたっけ。


それでも、お互いの誕生日は祝いあって。

長いこと一緒に居て。

居心地は良かった。奏とは、ずっと、こんな関係が続いていくと思っていたのに。






奏がMis Snow Manへの参加が決まった時、

お門違いだろうけど、俺は裏切られた。

って思ってしまった。


京「もう、お前とは口きかない。ききたくない。」


「……は?」

そう、突っぱねてしまった。

そこからは売り買い言葉。

「あっそ、じゃ、もうお前とは話さない。」

言い出しっぺは間違いなく俺なのに、傷ついてる俺もいて。


あの時は、酷く後悔したっけ。




「着いたよ、大我。」


昔に思いを馳せてたらあっという間だったらしい。


「んー、もう着いたの?」


車から降りれば、そびえ立つ高そうなブティック。
毎年来る、神崎家御用達のブティックだ。

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作者名:えるち | 作成日時:2021年11月12日 20時

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