おはようの話。 ページ22
「ん゛……」
アラームの音が…聞こえ……
「ﾊｯ……！！！！」
あっぶね、りょへくんを起こしてないことにほっとしつつ。
起こさないようにベッドから降りる。
俺自身寝起きあんまいいほうじゃないけど、家の青担当より全然マシ。
1階におりて朝の洗顔を終えれば多少覚醒する頭。
現在午前4時45分。
「15分寝坊やん。」
やばいやばい。さっさと取り掛かるに限るな。
「あ゛…兄さん達のスケジュール、もっと詳しく聞いとくんだったな……」
りょへくんが午前中からなのしか把握してない。
宮「午前からなのは阿部だけだけど、夕方からSnowManで収録。」
「舘様！！！寝れた？」
宮「多分1人で朝飯作り出すだろうと思って、てか、奏もろくに寝てないだろ。」
手伝い、いるだろ？ってさりげなく微笑んでくれるこの人は本当に……生まれついての紳士で困る。
「お客さんにこんなことさせてしまった……」
おねしゃす！！と言ったはいいけど。
お客さんに16人分の手伝いを……
宮「したくてしてるからいいよ…」
「じゃ、舘様にはなんかサービスしよ。」
宮「それは嬉しいな笑」
とりあえず最強の舘様がいるので俄然無敵。
「樹は多分ブランチになるし、」
宮「翔太もなるだろうね…爆睡してた」
「ラウールも昨日はしゃぎ過ぎたところあるだろうし…」
宮「ブランチ頃には起きてくるでしょう。」
「じゃあ実質そんな量要らないや、みんなそんな朝からガッツリ食べないだろうし。」
宮「食べれないに近いけどね。」
ブランチ組は起きたら好きな物(できる範囲)で作ってあげよう。
宮「奏何してんの？」
「とりあえずフレンチトースト。失われたパンの仕込み。」
宮「フレンチトーストを和訳しないで？」
「照くんとか好きじゃん。」
宮「奏の作るものなら照は何でも好きだよ。」
パンに溶き卵を浸しながら、鮭を焼いてくれてる舘様とほのぼのした会話。
宮「奏、先に焼いてよかったの？」
「上から餡掛けかけようと思って。」
宮「あ、美味しいやつだ。」
朝から胃に入れるんだから優しめに餡掛けで。
甘酢あんかけだから美味しいぞ……野菜も取れるし。
人数分(13人)の鮭を焼いてくれてる舘様の横で
せっせと餡掛け作りに励む。
そうこうしてたら、
阿「……ふたりともはや……」
5時半。りょへくん起床。
「目開いてない笑」
宮「阿部、洗面所借りておいで。」
佐「大我ーおちるよー」
京「さっくん起きんの早…」
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作者名：えるち | 作成日時：2021年11月12日 20時
