検索窓
今日:9 hit、昨日:6 hit、合計:37,832 hit

昔の話。 ページ17

バカレアが大成功を収め。
映画デビューまでしちゃって。

それでも、バカレア組なんて呼ばれて。
同世代のヤツらと歌うのも楽しいと思ったのも事実だった。



でもそれがSnowManへの裏切りに思えて、しんどくて。

自分を見失いそうになりながらも、

ジャニーさんに7人で歌わしてくださいって。

必死で動いてた自分がいた。




奏「いいのかな…俺。」

佐「どったの〜…奏〜お顔が〜白い。」

奏「いつもやそれ。」

阿「顔色悪くないけど、暗いよ?でも。」

奏「ちょっと…ね、」

2人からも心配されて。




渡「肌、荒れてる。」

奏「ちょっと昨日寝れなくて…」

渡「おうちょっとこいよ…」

宮「翔太…マッサージしてあげるよ、奏おいで?」

ゆり組には世話焼いてもらって。



深「奏?ちょっと休憩するか?」

奏「だいじょぶ!!」

岩「休めよ。」

奏「だーいじょーぶー!!だって!」

深「スケジュール、最近詰まってたしな。」

岩「奏?奏が楽しい事が1番大事な訳よ。俺らもね?楽しくやっていこうな。無理、すんなよ。」

そう言ってパパママには念押しまでされて。




そのままバカレア組とSnowManの2足のわらじ。


SnowManの皆は頑張ってSnowManの名前を売ってきなさいや笑って笑ってくれたけど。


モヤモヤした気持ちがずっと胸にあって。




7人で歌ってたはずだったのに。


翌月、俺はSnowManに戻っていた。


7人は何故かバラバラになっていた。


元に、戻ったのだ。


そういえば聞こえはいいけど。

モヤモヤの正体が見えたような気がした。



こんな風に、有耶無耶に終わりたくなかった。



そんな俺の思いとは裏腹に、SnowManとして
歌い続ける俺の事を、6人がどう思っていたかなんて知る由もないけど。多分快くは思われてない。


それが余計に悔しかった。




それでも日々は過ぎる。

父親との約束だった大学。経営学をもしもの為に学びなさい。じゃないとジャニーズは辞めさせる。と言われれば仕方ない。

ここで休めば多分戻る場所はない。


本能的に感じ取っていたから、コンサートの合間、レッスンの合間、時間を見つけては机にかじりついた。
出席もどうにかどうにか必死でやって。
成績に助けられた部分もあって。
りょへくんを拝み倒してたっけ。



メンバーに助けられながら何とかJrを休むこと無く大学に受かることが出来た。

ちなみにみんなで合格発表を見に行ってくれた。みんな泣いた。めちゃくちゃ目立った。




.

昔の話。→←昔の話。



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.6/10 (47 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
213人がお気に入り
設定タグ:SixTONES , 男主 , SnowMan
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:えるち | 作成日時:2021年11月12日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。