昔の話。 ページ15
俺と大我。
これは完全なる同期。
てか、入所も一緒だし。
これに関してはジャニーさんの采配だろうなって。
で、ジャニーさんの思惑通りかは知ってか知らずか、俺と大我は流れるようにシンメに。
人気……かはわかんないけど、知名度はあっただろうし。
これが数年経つと慎太郎含めて踊るようになって。
あとはもう裕太とか美勇人とか如恵留とか入れ代わり立ち代わりの。
プレゾンも出たし、色々やったし、ケンカもしょっちゅうだったけど。
最終的には、みんなで踊るの楽しい。
って、ガキらしい結論で。
そんな俺に転機が訪れたのは。
突然ジャニーさんに呼ばれて、Mis Snow Manとしてグループとして踊ってくれと言われた時。
今までは、グループも持たないその辺のJrの俺が。
年齢だって離れてたのに。
でも、
他でもない、ジャニーさんからのおねがい。
俺は、二つ返事で了承していた。
ぶっちゃけしんどかった。
踊りハードだし。バランスの問題か知らないけど結構前に出してもらえて。
今まで普通のJrだったやつが…ってなるだろうけど、Mis Snow Manみんな優しく迎えてくれて。
じゃあ、それに見合った働きを。
レベル高い皆についていくので、精一杯だったけど。それでも、楽しかった。
メンバーって、いいなってそう、思えたから。
そんな俺が居なくなったことを大我は文句を言うわけでもなく、悲しむわけでもなく、何も無いまま。
この時1度大我との縁も切れたのだけれど。
まぁその話は今度にしよう。
Mis Snow Manとして、少クラやら先輩のバックやらレッスンやら。忙しくて大変だった。けど、
だんだんと、だんだんと、ヒビが入っていたのかもしれない。
多分、ヒビを完全に入れたのは俺だけど。
りょへくんが帰ってくることを喜んでいながら、
きっとこのまま頑張ることがベストだと、まだ信じていたころ。
唐突に呼ばれた呼ばれたA.B.C-Zさんの舞台で。
見たことある6人と顔つき合わせて。
なんで？
その3文字が渦巻く中、
俺はMis Snow Manでありながら、
私立バカレア高校への出演が決まっていた。
その数ヶ月後。
Mis Snow Manは実質上の解散となり、
新しく、一応の俺を含めた7人で、
SnowManが誕生していた。
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作者名：えるち | 作成日時：2021年11月12日 20時
