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兄さん達の話。 ページ13

とかいいつつ……



奏「ビールあるよ!こーじトマトジュースで割るのでいい?舘様、赤?白?赤しか冷えてないわ、めめは無糖ね?OK。2人はコーラで…阿部ちゃんとふっか烏龍茶でいい?水のおかわりは冷蔵庫までどうぞ。」

いっぺんに捲したてる中、ちゃんと返事が帰ってきてるのは流石、付き合いが長いだけある。


渡「俺にだけなんか冷たくね??」

深「日頃の報いだろ〜わら!!」


等、ありがとう〜とかの声を背に地下のミニワインセラーへ。急遽俺が買ったやつ。横には冷蔵庫も。6人の物入れると上だけじゃ容量が足りなくて……


奏「ミスったな…」

全員分、持てることは持てたんだけど、前に進めなくて詰んでる。
進んだ瞬間多分色々お亡くなりになる。結構体制がギリ。

奏「何人か連れてくるんだった…」


岩「いやその通りよ、」

宮「頼る学習をしなさいね…」

奏「あにきぃ…泣」


頼れる(俺的)兄貴分トップ2がそこにはいた。

岩「これ持ってこうとしてたの?無茶しかしないなぁ…」

宮「全く……これだから奏は…」

小言を貰いつつ、ほとんど持ってかれてしまった。感謝感謝。

岩「いま、いいなぁ?って思った?」

奏「いや?別に。」

宮「んー…懐かしいな?」

奏「違うね?」

岩・宮「チッ…………」

こっわ…うん、2人が俺に何言って欲しかったかはぶっちゃけ予想つくけども!
この2人の舌打ちまじ迫力ありすぎて怖ぇんだよ……

てか、この2人そのまま行かせたメンバーはどこのどいつだ…1番危惧してたパターンじゃないのかい…!!


岩「奏の頑固。」

奏「頑固とかじゃないから。」

宮「まぁ…喜ぶべきなのか…残念がるべきなのか……」


もー…!!俺が悪者みたいじゃんか…!悪いのはまぁ全面的俺なんですけどね!!ごめんなさい!!





そう思いつつリビングに帰るやいなや……

高「奏…やばい。」

北「想定外だったね…これは…」

奏「うせやん……」


そこには…

ラ「美味しかったです!」

奏「まじかァ……」

珍しく…!!珍しくいっぱい食べたらしいうちのメンツも、育ち盛り代表ラウールと、まぁ人数多かったしね。


奏「全部なくなるのは想定外だったわ……」


リビングに帰ると、大皿のパスタが綺麗さっぱり無くなっていた。
つくり手としては大変嬉しいから…

奏「まぁ…散々味見で食ったしな。」
自分が食べてない事はどうでもよくて。

だって、

佐「奏相変わらず天才!!」

阿「ご馳走様でした!」

目「奏くんまた作って!!」

兄さん達の話。→←兄さん達の話。



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作者名:えるち | 作成日時:2021年11月12日 20時

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