水族館の話。 ページ36
「カワウソ永遠に見てられる…かわいい」
京「奏ペンギン!!」
「ペンペンかわいいなぁ!!」
京「クラゲ見てる奏目で追えばいいのに頭まで動いてんの撮っちゃった」
「うわマジじゃん5歳児かよ」
「大我大水槽の前で撮ってあげるよ」
京「それどうすんの」
「政樹さんに送る」
京「やめろ💢」
「チンアナゴいる〜」
京「あ、引っ込んじゃった」
「渓流ゾーン見てると釣り行きたくなる」
京「慎太郎のこと考えたでしょ」
「怖っエスパー??」
京「今日は俺の日でしょ」
京「イルカ大水槽にいっぱい〜!!」
「イルカトレーナーの体験したなぁ…かわい」
京「ラッコ!!」
「ラッコってこの見た目からは信じられないくらい食うのよ、あと寒い水中でも大丈夫なように毛に工夫がしてあってだな」
京「出たよ生き物博士」
京「あの白いの居なかった」
「?白いの?シロイルカ?スナメリ?」
京「人魚のやつ」
「あーマナティね、また関西行った時にあの辺の水族館回ろ」
京「じゃあ次、約束ね。」
「へいへい笑」
水族館をはしゃぎ回って堪能すること数時間。
お楽しみの……
京「お土産!!!!」
「ぬいぐるみまた買っちゃった…」
京「またかよ!」
「みんなにいる??」
京「俺は昨日貰ったからお返し?的な」
律儀なやつめ。
京「せんべいにしよう」
あえて醤油味をチョイスしてるあたり北斗と俺に気を遣いまくってるらしい。
「大我ありがと」
京「は、何が?」
照れ隠しが下手くそなのも、
そうやって気を遣うのも、
細かいところにも気が回るのも、
大我らしいことで。
「あ、」
じゃ、俺のお土産はこれかな。
やばいやばい、大我もうレジじゃん。
『お支払いは……』
京「カード」「カードで!!!」
「一括でお願いします。」
『よろしいですか?』
「先に車戻ってて、あ、大丈夫です。お願いします。」
京「(むすっ)」
不機嫌MAXの顔して、俺からキーひったくって大我が車へ向かう。
今日の主役に払わせるわけねーじゃん…ったく…どーやってご機嫌直してもらうかな……
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作者名:えるち | 作成日時:2021年11月12日 20時