モリアーティ兄弟の末っ子【名探偵コナン】 (ページ4)

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「やあ、待たさてしまったかな。」
園子「いえいえ！そんなー！じゃ、行きましょ！」
蘭「園子！早いってば！」
園子「だって先輩がいるんだよ？テンション上がっちゃってさー！！」

なんとも可愛らしい理由で、またクスリと笑いが零れた。

＿＿＿

安室side

カランカラン、とドアベルが鳴る。

園子「安室さーん！この人、私たちの友達の黄緋A先輩です！」
蘭「ちょっと園子！」
「いいんですよ、蘭。」

くつくつと笑うその黄緋A という人からどうも目が離せなかった。
美しい金髪に、ピジョンブラッドの様な瞳。

嗚呼、この感覚を僕は知っている。
僕は彼女に＿＿

蘭「すみません、注文良いですか？」
安室「あ、ああ、お聞きします」
「…何かお考え事でも？」

なにか僕を探るような目で見ているのは気付いていたが、彼女の洞察力は萩原を凌ぐ程なのかもしれない。

安室「いえ、素敵な容姿だな…と。」
園子「え！もしかして…！！」
「嗚呼、取り敢えず私はハムサンドと紅茶を頂きたいです。」
蘭「私もハムサンドを」
園子「…私もハムサンドで！」

にやにやと此方を見る園子さんに、苦笑いしてハムサンドを作り始めた。