モリアーティ兄弟の末っ子【名探偵コナン】 (ページ24)

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タクシーを駐車場の近くに止めてもらい、金を出して降りる。

駐車場は赤いランプな点灯している黒の車が複数台見られる。
…もし、もし黒の組織がこの機会を狙っているのなら？
もし、公安が手のひらで動かされているのだとしたら？

考えすぎだろうか、と思いながらも足を動かした。

生憎コナンくんとの連絡手段は持ち合わせていない。
安室さんは私が彼の正体を知っているとは思っていないだろう。
だからきっと連絡してもはぐらかされるだろう。

黒の組織が目立つことを嫌がるのなら、人目につかない尚且つ警戒が薄いキュラソーを狙えるポイントに行くはず…

「…観覧車の内部…」

バレないように立ち入り禁止の階段を登る。

「コナンくん！」

コナン「A！」

未だに彼からのA呼びが慣れないながらも、彼の元へ駆ける。

「…これは…起爆装置？」

コナン「車軸に張り巡らされているコードの先に爆薬がついてる」

「……どうすれば…」

コナン「！ここにはあの人が！」