150話 ページ16
好き。ごめんね。最後に見た君の笑み。
そんな顔しないで。今にも壊れてしまいそうな。
あの悲しい夜は俺らにとって君と出会えた幸せな夜。
あの日から俺は２つの星を見守るDenebになった。
君はあいつのものなのに、俺は卑怯なやつだった。
「兄ちゃんを頼ってよ」裏に隠したアイの言葉。
☆守りたいのに守れなかった大切な人。
いつだって俺らを支える優しく強い君。
次こそお前らを守ってみせるさ。
I'll make you promise
嫌い。君が最後についた優しい嘘。
hey buddy そんな顔しないで 話を聞いて
あの言葉も笑顔も振りも、全部全部FaKeだ。
許してくれなんて言わないさ。でも兄貴面させてくれ
お前が羨ましかったんだ。真実を語るお前が。
だから、俺も真実を語ろう。例え、手遅れだったとしても
☆
まだ終わらない。始まってないんだから。
大切なことを言ってないだろう？
Hey girl また、兄ちゃんって呼んでくれるか？
Hey bro こんな俺で良かったら、いつでも支えてやるさ
☆
河)…健人、なにこの曲！？すごいいいよ！
驚きながらも褒めてくれる河合くんの隣で、
固まる風磨。
健)どうですかー？気づいたと思うんだけど、
実はね、俺、風磨のソロ曲の歌詞知ってて、
物語みたいにして見ました！
河)びっくりだよ！風磨なんか声出てないじゃん笑笑
健)笑笑
河)いやぁ…ファンの子は大喜びだろうね！
えー、菊池風磨と中島健人でした！
舞台袖にはけると、メンバーが俺の前に立ちふさがる。
勝)健人くん！さっきの…
聡)Aちゃんのこと何か知ってるの？
マ)真実ってなに？
風)中島…
中でもひと際低く、驚きを含んだ風磨の声が響く。
健)…明日にはAちゃんは日本にいない。
風)どういう…
健)イギリスの大学に行くんだって
それだけ聞くと、風磨はその場から去って言った。
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作者名：テイル | 作成日時：2018年5月31日 16時
