93話 ゼンside ページ45
白雪とAのタンバルン行きを
明日に控えた俺は
とてつもない焦燥感と無力感を胸に
剣の稽古をしていた。
白雪を狙う美少年の足取りは掴めてないし
Aがここのところおかしいのを
わかっていながらも何もできていない。
ミツ)ゼン！そろそろ、戻れ！
ゼン)ああ！
俺を心配してきただろうミツヒデからの呼びかけに応えるものの、体は一行に止めようとしない。
否、やめられないのだ。
心配されるべきは俺じゃなく、あの2人。
本当は、
己で守りたくて…
守りたくてい方がないんだ。
ザッ と音がしたかと思えば
ミツヒデときていたのか
目の前にはオビがいた。
ゼン)オビ、いたのか
オビ)主人勝負しましょう
そう言ってオビは白雪を守るのは自分の任務だと
言ってきた。
俺がオビにそう命じたのだと。
そして
オビ)もちろん俺の主はあんただけだからねえ
兄殿下が何を言ったかなんてどうでもいい。
俺はお嬢さんとA嬢、
2人とも守るよ。
兄上に頭が上がらない堅苦しいあんたらなんかと違って
と言いたげに
挑発してくるように
しかしまっすぐ前を見るオビに
俺は剣を振った。
勝負は長引くことはなかった。
そもそも、この勝負に意味があったかはわからない。
ゼン)オビ、お前の勝ちだ。
オビ)いいんですか。
ゼン)兄上には俺が信頼を置くものを
と言ったからな。
約束違反にはならん。
第二王子付き伝令役
オビ)兼神宮寺A専属騎士
ゼン)っ！！
…オビにタンバルン行きの護衛を
任せる。
俺が改めて任命しようとすると
オビは口角をあげながらも
俺の目を金色の目で見据え
はっきりとそう言った。
ゼン)オビ、Aのこと頼んだぞ。
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テイル(プロフ) - 紅葉さん» あぁぁあ！！！すみません！！ありがとうございます(^ ^) (2018年7月6日 11時) (
レス) id: 070ce4dc16 (このIDを非表示/違反報告)
紅葉(プロフ) - “月” が “付き” になってます！いいとこなのに！ (2018年7月6日 11時) (レス) id: 7ac5223945 (このIDを非表示/違反報告)
テイル(プロフ) - みみさん» コメントありがとうございます！更新のペースがバラバラでごめんなさい(>_<)好きって言ってくださって嬉しいです！！コメントを励みに頑張るのでこれからも応援よろしくお願いします。 (2018年6月16日 13時) (レス) id: 890764c063 (このIDを非表示/違反報告)
みみ - いつも更新されてるかなーって確認してます！テイルさんの書く小説大好きです！ (2018年6月15日 20時) (レス) id: 938a8df542 (このIDを非表示/違反報告)
テイル(プロフ) - 、さん» ご指摘ありがとうございます。違反行為ですので、確認不足という言い訳では済まされないので、以後、十分注意させていただきます。 (2018年3月30日 11時) (レス) id: 070ce4dc16 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：テイル | 作成日時：2018年3月30日 9時
