4話 ページ4
風)おにーさん♪何やってんすか？
微笑む風磨の目は全く笑っていない。
男1)がはっ… っ何すんだよ！
男は殴りかかろうとするが軽くかわされる。
そしてまたもや風磨の強い一撃。
風磨はすかさず相手の手首を掴んで背中に捻り上げる
風)おれ、握力強いから手首の骨粉々になっちゃう
かも。後このままいったら肩も腕もポキッとね笑笑
ひっ！っと小さく恐怖の声を出すと男は風磨を振
り切って逃げていった。
風)次はねーぞ？
逃げて行く男の後ろ姿を睨みつけながら風磨は言った。
風)おい、大丈夫か？
貴)あっ、はい。…大丈夫です。
どう見ても大丈夫じゃないのに、心配をかけさせ
まいと普通を装う声は少し震えている。
風)起き上がれる？
風磨はAに手を差し出し、壁にもたれる形で座らせる。
風)痛いところとか…あっ。…ほら、これ着とけよ。
そういって、風磨は腰に巻いていたパーカーを〇
〇に押し付ける。〇〇の服はビリビリに引き裂かれ
ていた。
〇)////！ご、ごめんなさい！！
風)いや、あの、ちゃんと見てないから！ね？
〇)あはは笑
っ！危ない！
え？
と風磨が振り返ると、さっきの男が風磨にか
かと落としをしようとしていた。なんとか避けたが、
左手に当たる。
風)ちっ！次はねーって言ったよな！？
そういうと、さっきよりも重いパンチが飛ぶ。
男はフラフラになりながら、やっと本気で逃げていった
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作者名：テイル | 作成日時：2017年11月12日 13時
